AGA(男性型脱毛症)に悩むあなたは、生活習慣の改善や育毛剤の使用によって薄毛治療を試みるでしょう。

ただ、口コミでは育毛剤を使用することで髪の毛がべたつくという噂があります。この噂は本当なのでしょうか?

また、どのような育毛剤を使用したとしてもべたつきを抑えることができないのでしょうか?

ここでは「育毛剤を使用するとべたつきが本当に起こるのか?」「べたつきがハゲにつながる理由」「育毛効果を得つつべたつきを抑える使用方法」について詳しく解説していきます。

育毛剤を使用するとべたつきが本当に起こるのか?

結論からいいますと、いま人気がある育毛剤であればべたつきはほとんどありません。人気がある育毛剤とは、例えばチャップアップ、ブブカ、イクオス、フィンジア、ポリピュアEX、M-1ミストなどです。

人気の育毛剤では、基本的に育毛効果が高いだけではなく、「副作用」「匂い(臭い)」「べたつき」など使用する上で問題となることがほとんど無い製品が多いです。

特に無香料・無添加と記載されている製品であれば、べたつきが少ないです。

例えば、以下は育毛剤人気ランキングで基本的に上位に入るチャップアップの公式HPの一部の記載です。

ただ、育毛剤を使用しすぎた場合は稀にべたつくときがある

基本的に育毛剤を使用することでべたつきは起こりにくいですが、育毛剤を塗り過ぎた場合はまれにべたつくケースがあります。

これは、育毛剤の構成成分でべたつくのではなく、育毛剤を塗りすぎることによって髪の毛が濡れたままの状態がつづくことが主な原因です。髪の毛が濡れた状態では、ホコリや汚れが髪に付着しやすいために、べたつきが起こるリスクがあります。

また、育毛剤が塗りすぎかどうかは規定量を目安にしてはいけません。実は育毛剤を規定量分使用すると、人によっては塗りすぎとなる場合があります。そのため、液だれが起こらずに、適度に頭皮が湿った状態になるまで育毛剤を塗布するといいです。

例えば、以下は人気の育毛剤チャップアップ公式HP内の1回あたりの使用推奨量が記載されている部分の抜粋です。

1回あたり4mlを使用することを推奨していますが、私自身は別の育毛製品を1回1mlを使用したときでも液だれがおこりました。

育毛剤の塗りすぎによるべたつきが発生しないように、推奨使用量に惑わされず、あなたに合った最適な育毛剤の使用量をみつけていきましょう。

ミノキシジルではべたつきが起こる

それではなぜ育毛剤を頭皮に塗るとべたつきが起こるという噂があるのでしょうか? 実は育毛剤(医薬部外品)と似た育毛効果が高い製品に発毛剤(医薬品)と呼ばれるものがあります。

※※医薬部外品と医薬品の違い※※

発毛剤の中でも有効成分によっていくつか種類がありますが、有効成分ミノキシジルを含む発毛剤は高い薄毛治療への効果がありますが、使用時にと強いべたつきが発生します。ミノキシジル配合の有名な製品に大正製薬から販売されているリアップがあります。

育毛剤では基本的にべたつきませんが、育毛剤に似たミノキシジル含有の発毛剤を使うとべたつくことが、「育毛剤(医薬部外品)を使用するとべたつきが起こる」という噂につながったといえます。

私自身もミノキシジル含有製品はいくつか使用したことがあり、どの製品でもべたつきが起こりました。ミノキシジルによるべたつきは整髪料を使用したときに起こるべたつきと近く、「ごわつき」「カピカピ」「きしみ」などと表現することもできます。

例えば、私は海外製のミノキシジルを5%配合している製品であるカークランド(ロゲインのジェネリック医薬品)を頭皮に塗った際は、液だれが起こらないように使用量を規定量である1回1mlの半分程度(0.5ml)に調整したとしても、べたつきは起こっています。

カークランドを使用量である0.5ml程度は以下の写真の通りです。

ミノキシジルでは濃度が上がるほどべたつきが大きくなる

他にも、カークランドのミノキシジル濃度5%を大きく超えたミノキシジル濃度が16%と非常に濃いものであるフォリックス(FOLLICS)FR16(旧製品名:ポラリス)という製品を使用したこともあります。

以下のような外観です。

フォリックスの中身は液体というよりもクリームのような状態です。

以下のように高い粘度を持っています。

フォリックスFR16では、高い薄毛改善効果はあるものの、中身の様子からも想像できるようにべたつきも大きく発生しています。ミノキシジル濃度が上がるほどハゲを治療するための効果も上がりますが、その分べたつきも大きくなる傾向にあります。

そのため、ミノキシジル配合の発毛剤ではなく、いま人気がある育毛剤を使用することで、育毛効果を得つつも、べたつきを大幅に抑えることができます。このとき、育毛剤を塗るときは塗りすぎには注意しましょう。

べたつきがハゲにつながる理由

ミノキシジルの使用などによりべたつきが起こると見栄えが悪くなるだけでなく、実は有効成分による育毛効果以上の頭皮への悪影響があるケースもあり、ハゲやすくなります。べたつきが薄毛を進行させる理由について以下で確認していきます。

①髪の毛がべたつくとひっかかりやすくなり、抜け毛が増える

髪のべたつきは、「髪をブラシでとかす」「手で髪の毛を触る」ときに、ブラシや手に髪が絡みつきやすくなります。髪に強い力がかかると結果的に毛根にも負担がかかるため、抜け毛が増えます。

以下はべたついた際に無理やり髪をとかしたときの様子です。髪に引っかかって抜けた毛が数本あることが確認できます。

②シャンプーの回数が増え、頭皮に負担がかかる

髪の毛のべたつきが起きたときは、丁寧にシャンプーを行わないとべたつきが残ったままになります。髪がべたついた状態がつづくことは頭皮に良くないため、何度かシャンプーを行わなければいけません。

ただ、1日に1度の頻度で、入浴時にシャンプーを行うことで頭皮環境を整えることができます。それ以上のシャンプー回数では、「頭皮を保湿する」「紫外線から頭皮を守る」ための皮脂も流してしまい、結果として薄毛につながります。

つまり、べたつきを起こしてしまうと、適切に頭皮を洗うことが難しくなるため、ハゲが促進します。

③べたついて見栄えが悪くなることで落ち込む

髪がべたついた状態では、髪がぺったんこになったり、風が吹いたときに髪型が乱れた状態で固まりやすくなったりと、見栄えが悪くなり、気分が落ち込みやすくなります。

気分が上がっていないと、体の調子を整える神経(専門用語では自律神経)が乱れ、「血行不良」「免疫力の低下」「老化の促進」などの不調を引き起こし、ハゲを促します。

育毛効果を得つつべたつきを抑えるための対策

このように、べたつきが起こるとハゲが進行します。そのため、「べたつきを考慮した育毛」という観点からは、ミノキシジルを使用せずに育毛剤を使用した方がいいです。

ただ、基本的には育毛剤を使用していればべたつきはほとんど起こらないですが、「うっかり育毛剤を塗りすぎた」「大量の汗をかいた」ときなどに稀にべたつきが起こるケースがあります。

もし、べたつきが起きてしまったら、どのように対処するといいのでしょうか? 実はべたつきを低減させる方法はいくつかあり、以下で確認していきます。

①頭皮に触れないようにして髪の毛をふく

髪の毛のべたつきが起こってしまった場合は、濡れたティッシュやハンカチで髪の毛のべたついた部分を拭くといいです。べたつきの度合が強いときは、濡れたティッシュやハンカチで拭く方法がおすすめです。

髪のべたつきを拭くときは、頭皮を濡らさないようにすることと毛根に負担をかけないように、根本付近をおさえつつ拭きとりましょう。

以下のようにべたつきをとります。

※※写真※※

ドライヤーを使用できる環境であれば、すぐに乾燥させると髪が湿ることでの頭皮環境の悪化を防ぐことできます。このとき、ドライヤーは冷風モード、もしくはスカルプモードを使うといいです。

※※写真※※

②目の粗いブラシで優しくとかす

目の粗いブラシを使用することでもべたつきを軽減することができます。

濡れたティッシュやハンカチで拭く方法では、べたつきの成分自体を除去しています。一方、目の粗いブラシでとかす方法では、べたつく成分が固まりを拡散する方法といえます。そのため、ブラシを使用しべたつきを抑制する方法において、重度のべたつきがおこっていると逆にべたつく範囲を広げかねないので、中程度から軽度にべたついた状態の髪の毛に使用することがおすすめです。

以下のような目の粗いブラシを使用しましょう。私はホテルに宿泊時にアメニティとしておいてあるブラシが使い勝手がよくおすすめです。

ここでも、ブラシでとかすことで髪が抜ける可能性があるため、ティッシュでふく場合と同様に、根本を指でおさえた上でブラッシングしましょう。ブラシをかける向きは、髪のキューティクルの流れに沿った頭皮から毛先の方向に行うといいです。

まとめ

「育毛剤を使用するとべたつきが本当に起こるのか?」「べたつきがハゲにつながる理由」「べたつきが起こったときの対処方法」について解説しました。

実はいま人気がある育毛剤では適量使用していれば、べたつきが起こることはほとんどありません。有効成分がミノキシジルである発毛剤(医薬品)が髪の毛のべたつきを引き起こします。ミノキシジル濃度が高い成分であるほど、べたつきが強く発生します。

べたつきが起こると「髪の毛に引っかかりやすくなる」などの原因によって、薄毛が進行する場合があります。そのため、べたつきが起こりにくい育毛剤(医薬部外品)の使用を行い、発毛剤(医薬品)は使用しないほうがいいいです。

また、育毛剤をうっかり塗り過ぎたときなどでべたつきが起こったら、濡れたティッシュやタオルで毛先をふくことや、毛先をブラッシングするとべたつきを低減することができます。

育毛剤の適切な使用と、緊急時の対処方法を行うことで、ハゲの改善を心みていきましょう。