AGA(男性型脱毛症)に悩むあなたは生活習慣の改善や育毛剤の使用によって薄毛改善を試みているでしょう。

育毛剤は多くの製品があり、有効成分だけでなく、中身の状態も異なります。基本的には中の製品の状態は液体である場合が多いですが、クリーム状の育毛剤も少ないですが存在するという噂があります。

クリーム状の育毛剤は本当に存在するのでしょうか? また、クリーム状の育毛剤には、液体の育毛剤と比較してどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

ここでは、「クリーム状の育毛剤は本当に存在するのか」「クリーム状の育毛製品のメリット・デメリット」について詳しく解説していきます。

そもそもクリーム状の育毛剤(医薬部外品)は本当に存在するのか

育毛効果があると謳われている製品の中で、クリーム状のものは非常に種類が少ないです。私が知っているクリーム状の育毛効果がある製品としては、

①ブラックポムトン(Black Phomthong)

②フォリックスFR16

③スピロノラクトン

があげられます。

これらの製品はそもそも育毛剤(医薬部外品)に分類され、実際に育毛効果はあるのでしょうか? 実はこれらのクリーム状の製品で日本の薬事法の分類における医薬部外品に相当するものはなく、そもそも育毛剤(医薬部外品)ではないです。

それでは、先に述べた製品は育毛剤(医薬部外品)でないとしたら、どのように分類されるのでしょうか?

以下で各々の製品について「薬事法での分類」「構成成分」「育毛効果」について確認していきます。

ブラックポムトンは大部分はオイルで構成され、育毛効果はほとんどない

ブラックポムトンはタイ製の育毛クリームであり、芸能人のはるな愛さんがおすすめしていることで有名な製品です。

以下はAmazonでのブラックポムトンの購入ページにおける引用写真です。

育毛クリームと謳われていますが、構成成分の大部分がオイルです。具体的には「ナツメグオイル」「ココナッツオイル」「グリーンティオイル」「蝶豆」「ミルク」「バター」「セサミンオイル」が配合されています。

中身は以下のように黒色のクリームタイプです。

https://ikumouzai-ladies.com/items-matome/blackphomtong.htmlより引用

ブラックポムトンは日本の製品ではないため厳密には薬事法での分類はされません。ただ、ほぼオイルであるため、日本の製品としてはマッサージクリームや保湿クリームのような位置づけであり、薬事法の分類としては化粧品に近いといえます。

そのため、いま人気の育毛剤に含まれているAGA(男性型脱毛症)の原因のである男性ホルモン(専門用語ではジヒドロテストステロン)を抑える成分が含まれていません。つまり、薄毛に悩むあなたが期待する育毛効果は得られません。

フォリックスFR16は発毛剤(医薬品)であり、高い育毛効果はあるが副作用も大きい

一方、フォリックスFR16(旧ポラリス)の分類は医薬品であり、発毛剤に分類されます。

以下のような外観です。

フォリックスFR16の有効成分は「ミノキシジル」「フィナステリド」「アデノシン」「プロキャピル」から構成されています。発毛剤の有効成分の中で高い育毛効果があるものは「ミノキシジル」「フィナステリド」です。厚生労働省からも認可済です。

フォリックスFR16の中身の状態は以下のように白色のクリームです。

フォリックスFR16では薄毛に効く有効成分のミノキシジルを16%と非常に高濃度で含んでいます。また、フィナステリドは基本的に内服薬(飲み薬)として摂取しますが、フォリックスFR16では塗るタイプのフィナステリドを含んでいるため、薄毛治療への効果は高いです。

私自身もフォリックスFR16の使用経験があり、実際に育毛効果を得ています。ただ、副作用も強くでています。副作用とは「動悸」「精力の低下」「勃起不全(ED)」などが挙げられ、頭皮全体に使用していたときはこれらの副作用すべてが出ました。

そのため、ハゲに効果があるからといって、フォリックスFR16頭皮全体に長期間使用することはおすすめできません。どうしても使用したい場合は、生え際や頭頂部の狭い範囲などとピンポイントで使用するといいです。

スピロノラクトンも発毛剤(医薬品)であり、高い育毛効果はあるが副作用も大きい

スピロノラクトンもフォリックスFR16と同様に医薬品であり、発毛剤の一つです。

以下のような外観です。

※※写真※※

フォリックスFR16での主な有効成分は「ミノキシジル」であったのに対し、スピロノラクトン(製品名)では製品名と同じ有効成分「スピロノラクトン」が薄毛に効きます。

スピロノラクトンは、頭皮に塗布することで抜け毛の原因の男性ホルモン(専門用語では慈悲ソロテストステロン)を抑制することができます。有効成分フィナステリドに近い性質を持ち、薄毛治療への高い効果があります。

スピロノラクトンはいま注目されてきている育毛成分であるため、その副作用はわかっていません。ただ、フィナステリドと同様に「精力の低下」「勃起不全」に近い症状が起こるリスクがあることが想像できます。

そのため、フォリックスFR16と同様に副作用のリスクの観点から、スピロノラクトンを頭皮全体へ使用することは、避けましょう。

クリーム状であることのメリット・デメリット

このようにクリーム状の育毛製品は数種類しかありません。それでは、先にも述べたように育毛製品がクリーム状であることのメリット・デメリットはどのようなものなのでしょうか?

クリーム状であることのメリットは、液体の育毛製品で起こる「液垂れ」が起こりにくいことです。液だれが起こると、育毛製品が目に入ったり、毛が生えてほしくない部分まで浸透し発毛したりします。液だれが起こりにくいクリームタイプの育毛製品では、液だれが起こらないために、塗った部分のみに毛を生やすことができ、かつ目に入る恐れもありません。

ただ、液状の育毛製品であっても、適切に使用していれば液だれの発生をなくすことが可能です。液だれが起こる量を使用しているということは、そもそも育毛製品を頭皮に塗りすぎています。

例えば、以下のように1回の使用量を規定量の1mlから減らして使用するなど、あなたにあった工夫をしてれば、クリーム状でなくても液だれを起こりにくくすることは可能です。

クリーム状であることのデメリットとしては、べたつきが強く発生することです。べたつきが起こると「髪の毛をとかしたときに引っかかりやすくなる」「ホコリや異物が付着することで雑菌が繁殖する」ことから抜け毛が増えるリスクがあります。

このように、クリーム状の育毛製品だからといって、特別に頭皮に良いものであるわけではないです。そのため、薄毛改善のための育毛製品ではクリーム状にこだわる必要はなく、育毛製品の適切な使用方法と有効成分の種類に着目するといいです。

薄毛効果を得つつ、副作用を抑えるためには育毛剤を使用するべき

このように、育毛に重要なことは中身の状態ではなく、「中身の有効成分」です。育毛効果のある有効成分の中でも、先に述べたような医薬品に分類される発毛剤では、薄毛改善効果もありますが副作用も大きいため、おすすめできません。

そこで、発毛剤を同等とまではいかないですが薄毛改善効果が高く、かつ副作用が少ない育毛剤(医薬部外品)をまず使用することをおすすめします。

いま人気がある育毛剤は基本的に中身は液体であり、有効成分にはAGA(男性型脱毛症)の原因である男性ホルモン(専門用語ではジヒドロテストステロン)を抑制する働きがあるものが含まれています。そのため、ハゲの治療効果が高いです。

ジヒドロテストステロンを抑制する有効成分としては、「オウゴンエキス」「ヒオウギエキス」「イソフラボン(ダイズエキス)」「ノコギリヤシエキス」「キャピキシル」などが挙げられます。これらの成分は基本的に天然由来成分であり、副作用はほとんどありません。

これらを有効成分に含む育毛剤にはチャップアップ、ブブカ、フィンジア、イクオス、プランテルなどがあります。

以下はチャップアップの有効成分表です。

クリーム状である育毛製品ではなく、有効成分が本当に薄毛に効き、かつ副作用が少ないかどうかで育毛製品は選ぶとよく、いま人気に育毛剤(医薬部外品)を使用することでハゲを治療しましょう。

まとめ

「クリーム状の育毛剤は本当に存在するのか」「クリーム状の育毛製品のメリット・デメリット」について解説しました。

実はクリーム状の育毛剤(医薬部外品)はいまのところ存在しません。クリーム状である育毛製品には「ブラックポムトン(Black Phomthong)」「フォリックスFR16」「スピロノラクトン」があります。ブラックポムトンはほぼオイルであり、育毛効果はほとんどありません。

「フォリックスFR16」「スピロノラクトン」は医薬品であり、発毛剤に分類されます。そのため、薄毛治療への効果は高いですが、副作用も大きいです。私自身もフォリックスFR16は使用経験があり、頭皮全体への使用時は動悸、精力の低下、勃起不全(ED)が起こったため、長期間の使用はおすすめできません。

育毛製品がクリーム状であることでの特別大きなメリットはなく、クリーム状にこだわる必要はありません。

ハゲの改善でこだわるべきことは、中身の状態ではなく、有効成分です。薄毛改善効果が高く、副作用が少ない育毛剤(中身は液体)を使用するといいです。

クリーム状にこだわらず、育毛剤を使用することでハゲを克服していきましょう。