AGA(男性型脱毛症)に悩むあなたは生活習慣を改善したり、育毛剤を使用することによって治療をしているでしょう。

ただ、髪の毛の本数が少なくなっていることに加えて、髪の太さ自体も細くなることがあります。細くなった毛髪はよりハゲて見えるため、太くしたいはずです。

それでは、育毛剤によって髪の毛の量だけでなく、細い毛を太くするすることは可能なのでしょうか?

ここでは「毛が細くなる原因」「髪を太くするための対策」について詳しく解説していきます。

毛が細くなる原因

実は毛が細くなる原因は、髪の毛の本数が少なくなる仕組みと同じです。つまり、「薄毛は髪の本数が減る」ことと「毛が細くなること」の両方が起こり、ハゲています。

そして、髪が細くなっていく原因は複数あり、以下で確認していきます。

①AGA(男性型脱毛症)

抜け毛の増加だけでなく、髪が細く弱くなっていくこともAGAが原因であることが多いです。AGAは特定の男性ホルモン(専門用語ではジヒドロテストステロン)の分泌が増加し、頭皮のヘアサイクルを乱すことで起こります。

ヘアサイクルとは、「髪の毛が生え、太く長く成長し、抜けていく」という一連の流れを繰り返すもので、基本的に2~6年程で1周します。

以下にヘアサイクルの様子を示します。

※※

ヘアサイクルの乱れは、発毛・育毛能力を低下させ、抜けやすくします。つまり、抜け毛の量が増え、また生えてくる毛も太く、長く成長することができずに、徐々に毛が細くなっていきます。

②スマホやパソコンの見過ぎによる睡眠の質の低下

食事・運動・睡眠といった生活習慣が乱れていれば、基本的に髪が細くなりやすくなります。その中でも、私自身の経験からは睡眠の質の低下が特に髪が細い毛になることを実感しました。

睡眠の質とは、主に「睡眠時間」と「深い眠りにつけたかどうか」で決まります。睡眠時間は各自で工夫して寝るための時間を作ることにつきますが、良く眠ることは起きているときに体の調子を整える神経(専門用語では自律神経)を整えておくことが重要です。

自律神経が悪化する主な原因には、スマホやパソコンの見過ぎがあげられます。

スマホやPC作業を主な仕事にする人では、自律神経の悪化だけでなく、身体的な疲労や悪影響を引き起こすことが知られています。

以下の通りです。

特に、寝る直前までスマホやパソコンを行っている自律神経がより乱れ、結果として睡眠の質を大きく下げるため、気を付けましょう。結果として、髪が弱く細くなることを加速させます。

③ストレス

適度なストレスは生活する上で張り合いを生むため必要ですが、強いストレスが長期間続くと体のあらゆる不調を引き起こします。

頭皮への悪影響も大きくあり、「血行不順」「ジヒドロテストステロン(DHT)の増加」などにより育毛能力が下がります。結果として、髪が細く・薄くなっていきます。

http://nourish.toyobiyo.jp/treatment/thinninghair/028004.htmlより引用

以前よりも細い毛になっていないかどうかを簡単に確認する方法

毛髪の量や毛の細さは徐々に進行していくために、自分で気づいたときには「かなり髪が細く・薄くなりかけている」ということもありえます。

また、他の人にあなたの髪の太さや薄さの変化を聞いたとしても、気を使って本音を言ってもらえないケースもあります。

それでは、どのように細い毛になっていないかどうかを確認するといいのでしょうか? 実は髪の太さを確認するには、自分の抜け毛をチェックするのが最も簡単です。

シャンプーのときの抜け毛や普段生活している部屋に落ちている抜け毛を確認してみるといいです。

ここで、以前の抜け毛よりも多くの細い毛が抜けていれば、髪が細くなりかけていると判断していいです。

以下が細い抜け毛の例です。

このように細く、短い抜け毛が増えている場合では、頭皮の髪自体も同様に細毛となっているケースが多いです。

一方で、太い抜け毛とは以下のようなものです。

太い抜け毛が目立つときは、頭でも同様に太く長い毛が成長していると予想できます。

私自身の経験でも育毛対策を行い、髪の量が増えてくるとともに髪の太さ自体も太くなり、かつハリ・こしが依然よりも強くなっています。

定期的に髪が細くなっていないかを確認していき、細くなったと感じる前に、育毛剤を使用するなどの薄毛対策を始めるといいです。

細い毛を太くするための対策

このように判断することで、あなたが細毛・薄毛になってきていると判断した場合には、どのような対策を取るといいのでしょうか?

以下で確認していきます。

①細い毛は抜けやすいため、ブラシをかけるときはやさしく行う

髪の毛が細く、毛根が弱くなっているケースでは、抜け毛予防の観点から薄毛治療に取り組むことも大事です。そのため、髪の毛にブラシをかけるときはやさしく、丁寧にとかすといいです。

ブラッシングするときのポイントがいくつかあり、以下で確認していきます。

a)目の粗いブラシを選ぶこと

ブラシはある程度目の粗いブラシを使用した方が、ブラッシング時に髪の毛のきしみ・パサつきにひっかかることが少ないまま、髪に付着している抜け毛の原因のホコリや汚れを取り除くことができます。

特別なブラシでなく、以下のような普通のブラシを使用で大丈夫です。

b)毛の根本から毛先にかけてブラッシングすること

髪の毛はうろこのような構造(専門用語ではキューティクル)をとってできています。

以下の通りです。

http://kininyaru.com/kamituyahouhou/より引用

ここで、頭皮をブラッシングするときに、髪の毛先から根本に向かってブラシをかけたとすると、キューティクルが剥がれる方向に力がかかり、結果として抜け毛が増えます。特に細毛になっている場合は、毛根も弱っているため、顕著に抜けやすくなります。

そのため、髪をとかす際の方向には十分に気を付けましょう。

c)ブラシは速く雑に動かさない

時間がないときに髪をとかすとなると、急いで髪を引っ張るようにとかしてしまうケースがありませんか? このようにブラッシングすると、間違いなく抜け毛の量が増えます。

健康な頭皮の人でも抜けやすくなるため、気を付けましょう。ゆっくりと、なでるように丁寧に髪をとかすと、細毛を育毛させることができます。

②育毛サプリメントを使用する

生活習慣の改善や先にも述べた頭皮ケアも育毛には必須ですが、加えて体の中から育毛能力を高めることも細くなった毛を太くするには大事です。

体の内部からの細毛治療の方法としては、「育毛サプリメントやハーブティを飲む」といいです。特に有効成分としてAGAの原因であるジヒドロテストステロンの生成を抑える「ノコギリヤシエキス」「パルテノライド(ハーブのフィーバーフューに含まれる)」「亜鉛」を摂るといいです。私自身も髪を太く、濃くするために服用しています。

例えば、ノコギリヤシエキスは以下のようなものです。

他にも、飲用しているハーブティーであるフィーバーフュー(ナツシロギク)は以下のようなものです。

この葉を急須で煮出して、数時間おきに少量ずつ飲むことがおすすめです。

③育毛剤を使う

有効成分を直接頭皮に作用できる育毛剤を使うことも細毛の対策として効果があります。育毛サプリメントと同様に、有効成分にAGA(男性型脱毛症)に効く成分が配合されているものがおすすめです。AGAに効くということは、細くなった毛を本来の太い状態に変化させることが可能です。

AGAに効果がある成分とは「ノコギリヤシエキス」「ビワ葉エキス」「オウゴンエキス」「ヒオウギエキス」「キャピキシル」「パルテノライド(ハーブのフィーバーフューに含まれる成分)」「イソフラボン(ダイズエキス)」などが挙げられます。

たとえば、以下は人気の育毛剤であるチャップアップの有効成分であり、AGAの治療を促す成分が複数含まれています。

このように、構成成分を確認し、細毛に効く育毛剤を選定し、頭髪を太く、濃くしていきましょう。

細毛対策をとることでどの程度まで太くすることができるのか?

このように、細くなった毛を太くすることは適切な育毛対策をとれば可能です。

ただ、育毛ケアを行っていれば、どこまでも髪を太くすることができるのでしょうか。実は髪を太くするには限界があり、あなたの毛がフサフサであったころの毛髪の状態が限度です。

髪の毛の太さには「人種」「性別」「遺伝」などの影響が強く、毛の構造や太さは個人によって決まっているからです。そのため、AGAの影響などにより髪が細くなってしまった場合では、元の状態までは太くすることが可能です。

そして、髪の太さが毛髪の量が多かったときと同程度になっていれば、自然と髪の量も増えています。

生まれつき細い毛の人はハゲやすいという噂は本当なのか?

また、元から細い毛の人は薄毛になりやすいという口コミがありますが、これは本当なのでしょうか。実は髪質が元から細いからといって、ハゲにつながるという科学的なデータはなく、ただの噂です。

そのため、「あなたの髪がフサフサだが細いと感じ、近い将来ハゲるのではないか」と心配している人は気にしないようにしましょう。不安になっていると体の調子を整える神経(専門用語では自律神経)が乱れたり、過剰に髪の毛を触ったりすることで、抜け毛が増えます。結果として、ハゲやすくなります。

もし、どうしても気になってしまう場合では、育毛剤をつけるなどして、抜け毛予防対策を早いうちから行うことで安心感を得るといいです。

まとめ

「毛が細くなる原因」「髪を太くするための対策」について解説しました。

髪が細くなる原因としては、「AGA(男性型脱毛症)」「スマホやPCの使い過ぎによる睡眠の質の低下」「ストレス」が挙げられ、基本的に髪が薄くなることと同時に進みます。

このような理由からあなたも以前より毛髪が細く・薄くなっていないかをチェックする簡単な方法があり、それは抜け毛をチェックするだけです。気づいたときに抜けた髪をみて、細いものが明らかに増えていれば髪の細毛化・薄毛化が進んでいる証拠です。

髪が細くなってきたと感じたら、「ブラッシングを始めとした髪の適切なケア」「育毛サプリやハーブの服用」「育毛剤の使用」をするといいです。髪を太く、濃くすることができます。

ただ、細毛対策をとっていても、髪の太さはあなたの毛髪が太く・濃かったときまでは、戻すことが可能です。

適切な細毛・薄毛対策をとり、あなたの髪を太く、逞しく成長させていきましょう。