AGA(男性型脱毛症)に悩むあなたは生活習慣の改善や育毛剤の使用によって薄毛の改善を試みるでしょう。

育毛剤は非常に多く製品があり、有効成分だけでなく、容器のタイプもさまざまあります。容器の形状には、「スプレータイプ」「ノズルタイプ」「スポイトタイプ」とあり、メリット・デメリットもそれぞれ異なります。

その中でも、私自身の育毛製品の使用経験から「スポイトタイプの育毛剤」が最もおすすめです。

ここでは、「スポイトタイプの育毛剤を使用するメリット・デメリット」「育毛効果を高めるスポイトの使い方」について詳しく解説していきます。

スポイトタイプの育毛剤のメリット

スポイト形状の育毛製品を使うとき、他の容器と比較してどのようなメリットがあるのでしょうか?

以下で確認していきます。

①使用量の管理がしやすい

スポイトタイプの育毛製品として、私自身はカークランド(海外製の発毛剤ロゲインのジェネリック医薬品)の使用経験があります。

外観は以下の通りです。

中は以下のようにスポイトで計量ができる目盛がついているため、育毛剤・発毛剤の使用量がわかります。そのため、育毛製品を塗りすぎる心配がなく、育毛に最適な量を頭皮に塗布することができます。

以下のような目盛です。

②髪に付着しにくい

スプレータイプの育毛剤では、スプレーの先端から育毛剤が霧状に噴射されるために広がり、髪に付着する割合が高いです。

以下のように広範囲に液体が付着します。

育毛剤が髪に付着し、濡れたままの状態となると雑菌が繁殖し、逆に抜け毛が増えます。また、髪に育毛剤がつきすぎると毛髪の「べたつき」「きしみ」が起こりやすくなり、同様に抜け毛を増加させます。

一方、スポイトタイプの容器では、髪の根本までスポイトの先端を持ってきた上で中の液体を出すことができるため、髪に付着させずに頭皮だけにをつけることが可能です。

以下の通りです。

ただ、スポイトが頭皮につき、皮脂や汚れがついた状態で容器に戻すと、容器中の雑菌が増えるおそれがあります。そこで、若干頭皮から浮かして使用するといいです。

特に私の場合、三面鏡の前で「スポイトの位置関係を把握しながら、育毛剤を使用する」という工夫を行っていました。

以下のような鏡です。

三方向の鏡がないときでは、合わせ鏡を行うなど、頭の横や後ろからの状況を確認しつつ、育毛剤を頭皮に塗りましょう。

③最後まで使用しやすく、無駄にならない

スポイト形状の育毛剤では、容器の中身の残りが少なくなってきたとしても最後まで使用することができます。

具体的には、スポイト部分を取り外し、容器を傾けた状態で中身を吸い出します。

以下のように行います。

「育毛剤を最後まで使用できずに捨ててしまう」という、もったいない使い方をしないようにしましょう。

スポイトタイプの育毛剤のデメリットと対策

このように、スポイトタイプの育毛剤にはいくつかのメリットがありますが、デメリットも若干あります。具体的には「スポイトに頭皮の皮脂や汚れがつくこと」「育毛剤を吸い過ぎるとゴムの部分に中身が付着すること」などがあります。

スポイトを使用することでの課題やその対策について以下で確認していきます。

①頭皮の皮脂や汚れがスポイトにつく

スポイトタイプのデメリットとしては、頭皮につける際に「頭皮の皮脂や汚れがスポイトに付着する」ことがあります。もし、スポイトの先に皮脂や汚れが付着すると、雑菌が繁殖する原因になります。

その状態のままスポイトを中のボトル容器に戻すと、中身(有効成分)の状態にも悪影響を与えます。結果として使用期限を短くする危険があるため、使用後のスポイト管理に気を付ける必要があります。

ただ特別な殺菌方法を行う必要はありません。育毛剤を使用し頭皮や異物にふれたときに、「先端をよく水洗いし、綺麗なタオルやティッシュで拭き取り、自然乾燥させる」という手順を踏むだけでいいです。

以下のような様子です。まずは、スポイトの先を水で洗い流します。

洗浄後の乾燥の様子は以下の通りです。

乾燥時にスポイトの中に水滴が残っている場合では、スポイトを何度かプッシュして液を出した上で、自然乾燥させましょう。

一つのスポイトを洗浄している間、容器のふたが開いたままでは、ホコリが混入したり、中身が酸化しやすくなったりします。そのため、もともと付属のキャップを使用するか、別のスポイトを取り付けておきましょう。

容器が開けっぱなしの状態とは、以下のような状態のことです。

私の場合、育毛剤を使用して頭皮にスポイトがついたときのみ、水洗いをするようにしていました。

先にも述べたような、頭部に直接スポイトが触れにくくするための工夫をしていたため、スポイトの洗浄の頻度を少なく抑えることができています。具体的には、1か月に1~2回程度です。

また、育毛剤は基本的に1本1か月分であることが多いです。頭にスポイトが触れていなければ、1か月でスポイト内部が頭皮に悪影響を及ぼすほど劣化することはありません。そのため頭皮に触れたとき以外は、スポイトの洗浄は必要ありません。

適切なスポイトの管理を行い、薄毛を克服させていきましょう。

②吸い過ぎると、押す部分に液体が浸入する

めったに起こることはないですが、吸い過ぎたときにプッシュするゴムの部分に育毛剤が入ってくる場合があります。

以下のような部分です。

ゴムに育毛剤が付着したまま長期間放置しておくと、製品によってはゴムと反応し、ゴムの成分がわずかに溶け出すときがあります。

そのため、もし押す部分に入ってしまったときは、先にも述べた方法と同様にスポイトの洗浄を行いましょう。このときも、ボトルが開いたままの状態になることは避けましょう。

育毛剤の使用方法だけでなく、管理方法も適切に行うことでハゲを克服していくといいです。

より育毛効果を高めるスポイトタイプの育毛剤の使い方

いくらスポイト形状の容器にメリットがあるからといって、使用方法が適切でないと十分な育毛効果が発揮できません。より薄毛を改善する効果を高めるためには、スポイトタイプの育毛剤の使い方の手順を理解しなければいけません。

そのための手順を以下で確認していきます。

①頭皮にスポイトが触れることを避け、適切な使用量を塗る

頭皮に触れることはできるだけ避けましょう。その上で、頭皮に近い部分から育毛剤を適量塗布しましょう。もし、頭にスポイトがあたった場合では、先にも述べた洗浄するなどの適切な対処方法をとりましょう。

適切な量とは、あなたに適した育毛剤の量であり使用推奨量と必ずしも一致しません。例えば、カークランドの使用推奨量は1日1mlですが、この量でも私自身はたくさん液だれ(頭から液が垂れてくること)が起こりました。

そのため、およそ半分程度の0.5ml/1回あたりの使用量に調整していました。

私の場合は、0.5mlの液体を、髪が薄くなっている部分をおよそ5つの部位に分け、各々の範囲に目分量で均一に塗っています。一部位につき0.1ml程度になりますが、厳密に同じでなくてもいいです。

以下のような頭皮の分類を行っています。写真の下側が顔の正面にあたり、上から撮影したものです。

部位としては、「①:頭頂部」「②:右側面」「③:前頭部右」「④前頭部左」「⑤:左側面」という具合です。私の場合は頭頂部の薄さが目立ちます。ただ、気になるからといって0.5mlすべてを頭頂部に塗ったとすると、部分的な塗りすぎとなります。結果として、ハゲを加速させるリスクがあるため、気を付けましょう。

他にも、製品によっては規定量1回の使用量が4mlなどと多すぎるものもあります。以下は人気の育毛剤であるチャップアップの公式HPからの引用画像です。

「頭皮が適度に湿り、液垂れがおこらない」というあなたにとって最適な量を見つけた上で、スポイトを使用し、ハゲを克服しましょう。

②頭皮マッサージする

すべでの育毛剤にいえることですが、頭皮マッサージを行うと育毛剤を頭皮により浸透させることができます。

頭皮をマッサージする際のポイントは、指の腹を使用して圧力をかけることなく、やさしくマッサージすることです。爪を立てたり、強くたたいたりするようにマッサージすることは避けましょう。頭皮を痛め、抜け毛を増やすことになります。

以下の通りです。

③自然乾燥させる

頭皮マッサージしてすぐにドライヤーをかけてはいけません。スポイトで育毛剤を適量使用している場合、30分程度自然乾燥させるといいです。スポイトを有効に使い塗り過ぎを起こさなければ、30分という短い乾燥時間ですますことができます。

育毛剤の塗布直後に無理に乾燥させると、液体が頭皮に浸透することを妨げます。自然乾燥させた後に、ドライヤーをかけましょう。

なお、自然乾燥させている最中に汗をかきそうな場合、「冷房をつけるなど涼しい場所にいく」「冷却スプレーを使用する」などの工夫を行いましょう。

冷却スプレーでは、以下のような百均などでも売っている普通のものでいいです。

自然乾燥時間を設け頭皮に有効成分が浸透させようとしても、汗で流れたら育毛効果が無くなるため、気を付けましょう。

私の場合、非常に汗をかきやすい体質であり、夏場などの暑い時期では「発汗対策をとらないと常に汗が止まらない」という状態です。そのため、夏には基本的に、1回の使用量をおよそスプレー10プッシュ程度と大量に使用し、使用頻度も1日に15回程度と大量に使用していました。

スプレーは、お腹からのど仏、背中から髪の襟足付近までと、頭部に近く頭皮の汗を抑えやすいところに吹きかけています。

冷却スプレーだけでなく、「保冷剤を薄いタオルにくるんだものを使用する」ということなど、積極的な汗かきの予防対策を行うといいです。

以下のようなスーパーなどでもらえる普通の保冷剤を使用すればいいです。

スポイトのメリットが損なわれないように、適切な自然乾燥を行いましょう。

④ドライヤーをかける

十分に頭に育毛剤を浸透させましたら、仕上げにドライヤーをかけるといいです。ここで、ドライヤーは温風と冷風が交互に切り替わるように使用しましょう

ドライヤーを使用するとき、自動で暖かい風と冷たい風を切り替えるモードがついているものがおすすめです。

以下のようなものです。

この機能がついていないドライヤーであっても手動で切り替えを行い、熱風をあてつづけることで頭皮へダメージを与えることを避けましょう。

スポイトを使用することがおすすめのタイプ

このように、スポイト形状の育毛剤にはメリットがあり、かつ適切な手順で育毛剤の使用とヘアケアを行うと、より育毛効果が得られます。

特にスポイトを使用することがおすすめの頭皮のタイプがあり、以下で確認していきます。

①軽度から中程度の薄毛の方

軽度から中程度の薄毛の場合では、育毛剤を使用するときに患部(ハゲているところ)の周りに髪の毛が多く残っている場合があります。そのため、「患部以外のところに付着させずに頭皮へ塗布できる」というスポイトのメリットを活かせます。

逆に重度のハゲの場合は、薄毛の部分が広範囲であるためにスプレータイプなどを使用した方が効率的です。

②ピンポイントでハゲている方

部分的な薄毛が目立つ方にもスポイトの育毛剤を使用することがおすすめです。スポイトを使用すれば、ハゲている部分だけにピンポイントで塗ることができ、かつ使用量も調節することができるからです。

あなたにあった形状の育毛剤を選定して、より育毛効果を高めていきましょう。

スポイトタイプでない育毛剤では容器を移し替えればいい

ただ、形状はスポイトタイプの育毛剤を使用したいと思っていても、中身が別のスプレータイプやノズルタイプの育毛剤を使いたい人がいるでしょう。

例えば、人気製品のM-1ミストはスプレータイプの育毛剤であり、スポイトのように頭部にピンポイントで使用することが難しいです。

以下のような噴射口から液体がでてきます。

使いたい育毛剤の外身と中身が一致しないときは、容器をスポイトタイプのものに移し替えるといいです。

このときは「使い終わった空のスポイト形状の容器」「スポイト」を水や洗剤などでよく洗いましょう。最後にエタノールなどで消毒・乾燥させます。

使用したい有効成分が入った育毛剤のふたをとり、直接移し替えることで、中身が変わったスポイトの育毛剤となります。

以下のような様子です。

移し替えることで雑菌が繁殖し、頭皮へ悪影響をあたえるようなことは、ほぼ無いです。ただ、念のため何度も洗浄し、きちんと乾燥させてから使用するといいです。

私自身も育毛剤容器の移し替えの経験はありますが、頭皮トラブルが起きたことはありません。もちろん容器が黄ばんでいたり、変形したいたりと明らかな劣化がみられる場合は使用をやめましょう。

まとめ

「スポイトタイプの育毛剤を使用するメリット・デメリット」「育毛効果を高めるスポイトの使い方」について解説しました。

スポイトタイプの育毛剤のメリットは「使用量を管理しやすい」「周囲の髪に付着しにくい」「最後まで使用できる」ことです。ただ、課題としてはスポイトが頭皮につくことで汚れたとき、管理に若干手間がかかることがあります。

よりスポイト形状の育毛剤の効果を高めるためには、あなたにあった使用量を見極め、つけすぎに注意するといいです。そして、先にも述べたような適切な頭皮ケアの手順を守りましょう。

スポイト形状の育毛剤を使用するのがおすすめの方は、「軽度から中程度の薄毛の人」「ピンポイントでハゲている人」です。

また、「使用したい有効成分を含む育毛剤」の形状がスプレーやノズルであった場合は、空のスポイトタイプの容器を準備し、洗浄後に移し替えて使ってもいいです。適切にスポイトタイプの育毛剤を使い、薄毛を克服していきましょう。