AGA(男性型脱毛症)に悩むあなたは、食事、運動、睡眠などの生活習慣の改善や発毛剤・育毛剤の使用による薄毛改善を試みるでしょう。

発毛剤や育毛剤は、塗り薬(外用薬)と飲み薬(内服薬)に大きくわけられます。

塗り薬でも飲み薬でも発毛剤・育毛剤を使用する時間帯やタイミングにより薄毛治療への効果や副作用の出やすさが変化します。

特に、塗り薬では頭皮から浸透して有効成分が血液に流れ、体内の細胞に働きかけます。そのため、塗るときの外部環境の影響も考慮しなければいけません。

例えば、あなたが塗り薬の発毛剤・育毛剤を使用する時間帯は朝と夜のどちらでしょうか? もしくは朝と夜の両方でしょうか?

入浴して風呂上りの後、シャンプー後にドライヤーをかける場合は、発毛剤・育毛剤の使用とドライヤーの使用ではどっちが先の方が薄毛改善の効果が上がるでしょうか?

ここでは、「育毛剤を使用するべき時間帯」と「使用する時間帯によって、どのように効果が違ってくるのか」について解説しています。

発毛剤(医薬品)を使用する時間帯ごとのメリット・デメリット

塗り薬の発毛剤(医薬品)の有効成分はミノキシジルとよばれ、薄毛治療への高い効果がしられています。厚生労働省からも認可済です。

ミノキシジルを含む製品として有名なリアップやロゲインがあります。ロゲインのジェネリック医薬品であるカークランドも有名です。

発毛剤の使用回数は通常1日2回です。特に朝と夜の2回使用することでその効果を高めることができます。これは、発毛剤の効果が持続する時間がおよそ8時間であるからです。有効成分が頭皮から浸透して血中に届き、その4時間後に血液中の有効成分濃度は初期の半分程度になります。

特に、血管の数が少なく毛が生えにくいとされる前頭部(生え際)や前頭部から側頭部にかけた部分(いわゆるM字部分)に毛を生やすには、朝と夜の2回使用することが必須です。

ただし、ミノキシジルを含む発毛剤では「動悸」や「むくみ」という副作用が出る場合が多いです。そのため、薄毛が軽度から中度の場合は、朝と夜のどちらか一方のみに使用する方が薄毛改善効果を得つつ、副作用を減らすことができます。

発毛剤を朝につけるメリット

ミノキシジルを有効成分として含む発毛剤を朝に使用するメリットは、副作用である「動悸」の影響を比較的軽減することができることです。

人間は夜寝る前や朝起きた時は、リラックス状態となる神経(専門用語では副交感神経)が優位に働いています。

起きてから時間がたつにつれ、徐々に活発になる神経(専門用語では交感神経)が優位になります。

優位になる神経のリズムに合わせて行動することで、私たちはより快適な生活を送ることができます。

発毛剤(有効成分:ミノキシジル)では「血流促進による薄毛治療への効果」があります。効果がですぎると副作用として「動悸」が起こります。

血流が促進されることは、より体が活力であふれることにつながります。つまり、朝に発毛剤(有効成分:ミノキシジル)をつけることで活力がみなぎり、快適な生活を送るための体内メカニズムに合わせることができます。

結果として副作用である動悸も起こりにくく、薄毛改善効果も高められるメリットがあります。

発毛剤を長期的に使用し、使用前後の頭皮の写真をとっておくと薄毛がどの程度改善したか確認できます。そのため、発毛剤を使用する前後の頭皮の写真をとりましょう。

発毛剤を朝につけるデメリット

日中の方が気温が高いため、汗をかきやすくなります。

そのため、朝に発毛剤(有効成分:ミノキシジル)を塗ったとしても、日中にかく汗によって流れてしまう場合があります。

つまり、有効成分の効果が得られにくくなることが、朝に発毛剤をつけるデメリットです。

私自身は非常に汗っかきであるために、特に汗をかきやすい夏場では朝に発毛剤をあまり使用していません。

使用したい場合は、保冷剤をくびに巻いたり、冷却スプレーを体にかけたりして、汗をかかない工夫をした上で発毛剤を使用していました。

以下のような冷却スプレーをこまめに首筋や上半身に適宜ふきかけていました。

(※冷却スプレーの写真貼り付けます)

また、発毛剤を頭皮に塗ると少なからずべたつきが起こります

日中では外に出ることが多くなるため、べたついた部分へホコリや花粉などの異物が頭皮に付着します。付着した異物は頭皮環境を悪化する場合があり、薄毛を進行させることも朝に発毛剤をつけるデメリットです。

ただし、べたつきによる頭皮環境の悪化は個人差が大きいです。朝に発毛剤を塗布することで、逆に薄毛が進行したと感じた場合は使用を控えるようにしましょう。

発毛剤を夜につけるメリット

発毛剤を夜に付けるタイミングは、入浴しシャンプーをした後にしましょう。

これはシャンプーをする前に発毛剤をつけると、頭皮に吸収される前にシャンプーにより発毛剤が流れてしまうからです。

きちんとシャンプーをした後の頭皮環境は整っており、清潔な状態です。ここで発毛剤を塗布すると、有効成分が頭皮に浸透しやすく、高い発毛効果が得られるメリットがあります。

注意することはシャンプー使用後、「ドライヤーで乾かした後に塗布しなければならないこと」です。

ドライヤーで髪を乾かす前に発毛剤を塗布して、その後ドライヤーで髪を乾かしたとします。これでは、発毛剤が「頭皮から内部に浸透することを促進するための水分」をとばしてしまいます。結果として発毛効果が下がります。

髪を乾かした後に発毛剤を塗布しますが、塗布した際は若干髪が湿ります。ただし、湿った状態のまま寝てはいけません。

湿ったまま寝ると、水分中の雑菌が繁殖して薄毛を進行させます。

そのため、湿った髪を少なくても1時間程度は自然乾燥させ、有効成分を浸透させましょう。その後にドライヤーをかけて、髪を乾かしてから寝るようにしましょう。

つまり、シャンプー後、ドライヤーで髪を乾かし、発毛剤を塗布します。有効成分が浸透したら(少なくとも1時間)、髪の毛を自然乾燥で乾かし、再びドライヤーをして寝るという手順をふむ必要があります。

この手順を踏んだ場合、高い発毛効果が得られることが、夜に発毛剤をつけるメリットです。

副作用を感じない方で、朝と夜のどちらかに使用したい場合は「夜だけ」つけた方が薄毛改善につながります。

発毛剤を夜につけるデメリット

発毛剤を夜につけるデメリットは、発毛効果を得るために行わなければいけないことが多く、手間がかかることです。

睡眠の質をさげることも、夜につけるデメリットです。これは、寝る前につけると血流促進により体が活発になったり、副作用による動悸が起こったりすることが理由です。

発毛剤をつけたとしても睡眠の質が落ちると、発毛効果が高まっても抜け毛が増え、結局は薄毛治療につながりなくなります。そのため、寝る前の4時間以上前に発毛剤をつけることが好ましいです。

副作用が大きくでる方は発毛剤を夜(特に寝る前)に使用することは避け、副作用が小さい育毛剤(医薬部外品)を使用した方が良いです。

育毛剤(医薬部外品)を使用する時間帯ごとのメリット・デメリット

発毛剤(医薬品)とは異なり、育毛剤(医薬部外品)で有名な製品にはチャップアップ、ブブカ、ポリピュアEXなど、数多くの製品があります。

使用回数の目安は1日1回や1日2回と製品によって異なります。詳しい使用方法は製品の取扱い説明書を参照しましょう。

1日1回の場合は朝か夜、1日2回の場合は朝と夜の2回使用することでその効果を高めることができます。

ただし、規定量以上の使用量や頻度にしても薄毛治療効果は高まらないため注意しましょう。つけすぎはべたつきやかぶれ、発疹などの副作用を起こします。副作用により逆にハゲないようにしましょう。

また、塗り薬の発毛剤と育毛剤を同じタイミングで使用することはやめましょう。これは、有効成分やその他の構成成分が混ざることで、頭皮に悪影響を与える可能性があるからです。

塗り薬の発毛剤のみを使用していて副作用に悩んでいる方は、一度育毛剤の使用に切り替えると良いです。これは、育毛剤は主に天然由来成分が有効成分であり、副作用は発毛剤より小さいからです。

育毛剤は発毛剤よりも種類が多いため、発毛剤の使用で副作用が大きい場合は育毛剤を使用してみて、その効果を検証してみると良いです。

朝につけるメリット・デメリット

体内リズムは、朝はリラックスする神経(専門用語では副交感神経)が優位で、時間が経つとともに徐々に活発になる神経が徐々に優位になります。朝に育毛剤をつけると「血流促進効果」により、体が活発になり、体内リズムの流れにのることができます。

体内リズムが改善されると、発毛促進効果が高まることにもつながり、これが朝に育毛剤をつけるメリットです。

また、塗り薬の育毛剤は液体、クリーム、ジェル、ミストと状態に多くの種類があります。状態の選択肢が多いため、発毛剤・育毛剤を使用時に発生する「べたつき」「かぶれ」などのうち、副作用が少ない製品を選べるメリットがあります。

朝に育毛剤をつけるリスクは、べたつきなどの副作用で頭皮環境を悪化させてしまうことです。しかし育毛剤では選択肢が多いため、自分に合った製品を選ぶことで副作用を減らせます。

また、朝の方がつけ忘れを減らせるというメリットもあります。仕事や遊びなど夜遅くに家に帰宅する場合、疲れていて、育毛剤をつけずに寝てしまうことが多くなります。洗顔や歯を磨くことと同様に、朝の習慣にすると忘れることが非常に少なくなります。

一方で、育毛剤を朝つけるデメリットは、日中にかく汗により育毛剤自体が流れてしまうことです。また、日中外にでることが多くなるために、育毛剤をつけた場所に汚れが付着し、頭皮環境を悪化させるデメリットもあります。これらは発毛剤と同様のデメリットといえます。

夜につけるメリット・デメリット

育毛剤は発毛剤よりも副作用が小さいです。発毛剤では夜につけると副作用の動悸により、睡眠の質を下げる恐れがあります。一方で育毛剤では、動悸がほとんど起こらないため、睡眠の質をさげることなく、薄毛改善の効果が得られます。

ただし、発毛剤を夜につけるときと同様、シャンプー後の風呂上りではドライヤーで髪を乾かした後に育毛剤をつけましょう。有効成分が浸透(すくなくとも1時間以上自然乾燥で放置)したあとは、必ず髪の毛を乾かしてから寝るという手順を守りましょう。

ドライヤーをかける時は、ずっと高温の空気を至近距離で髪にあてることは避けましょう。髪も頭皮もダメージを受けてしまいます。もし、高温と低温が一定時間で切り替わるモードや、温度が若干低めのスカルプモードが付いているドライヤーを使用すると頭皮にダメージを与えにくくなります。

ちなみに、私はこのモードがついている以下のようなドライヤーを使用しています。

つまり、夜に発毛剤(医薬品)をつけると副作用により睡眠の質が下がる方には、夜に育毛剤(医薬部外品)を使用することがおすすめです。

育毛剤を夜につけるデメリットは、効果を得るための手順が複雑であることです。これは発毛剤でも同じことです。

朝よりもつけ忘れが多い傾向にあることもデメリットの一つといえます。

しかし、発毛剤のように副作用の影響が大きくなるという顕著なデメリットはないといえます。発毛剤の副作用が気になる方は、特に夜は育毛剤を使用しましょう

まとめ

塗り薬の発毛剤や育毛剤を使用する時間帯ごとのメリット・デメリットについて解説しました。

発毛剤や育毛剤を朝に使用すると、体内リズムと一致することでの発毛効果促進が期待できます。一方で、べたつきの発生により頭皮環境を悪化させるリスクもでます。

ただ、育毛剤では製品や中身の状態の種類が多くあり、選択肢が非常に多いです。べたつきによる頭皮環境悪化している場合は、いくつかの育毛剤を検証してみると良いです。

一方で、発毛剤や育毛剤を夜に使用すると、高い薄毛治療効果が得られます。ただ、「シャンプーすること」「ドライヤーをかけること」「発毛剤や育毛剤を塗ること」といった手順を間違えると逆効果になる場合があります。

発毛剤では、夜は特に副作用を感じやすいです。発毛剤の副作用が強く出る方は、種類が多い育毛剤の中からあなたに合っているものを検証して探してみてください

最適な製品を最適なタイミングで使用し、薄毛を克服していきましょう。