AGA(男性型脱毛症)に悩むあなたは生活習慣を改善や、育毛剤の使用によってハゲの回復を試みるでしょう。

ただ、さまざまな薄毛対策をしてもなかなか髪の薄さが改善されず、落ち込むことも多いでしょう。髪の毛が少し発毛しはじめたと思っても、太い毛ではなく産毛でがっかりしてしまうかもしれません。

そもそも産毛の発毛とハゲの改善は関係しているのでしょうか? また、どのようにして産毛を育毛していけばいいのでしょうか。

ここでは、「そもそも産毛とは何か」「産毛が生えてきた後の育毛方法」について詳しく解説していきます。

そもそも産毛とは何か

実は産毛が生えてきていれば、ハゲの改善に近づいています。産毛の発毛と髪の増毛にはヘアサイクルが関係しています。

ヘアサイクルとは、「頭皮から発毛し、太く長く成長し、抜けていく」という一連の流れのことで、約2年から6年で1周します。

以下のようなイメージです。

http://www.mymed-project.com/hair-cycle.htmlより引用

産毛とはヘアサイクルにおける成長初期にあたる「発毛してきたばかりの細い毛」のことを指します。髪がフサフサの状態になるには、まず産毛が生えてきて、その後太く成長するというステップを必ず踏みます。

私の場合も、これらの段階を経て、薄毛が徐々に改善しています。

以下は私のおでこの生え際付近から産毛が生えてきている様子です。

徐々に髪の毛の一部となりつつある青色で囲んだ部分も、数か月前はいまの産毛と同程度の細さでした。その後も適切な育毛剤を継続することで、時間をかけて徐々に濃くなっていきます。

そのため、育毛剤を使用することによる産毛の発毛は、「ヘアサイクルが正常に戻りつつある」ということを意味します。産毛が生えてくるようになるまで行っていた育毛対策をそのまま継続すれば、薄毛は改善されます。

適切に産毛を育て、ハゲを克服していきましょう。

産毛の発毛時に髪が抜ける原因

このように育毛剤を使用することなどによって、産毛が生えてきたことは喜ばしいことです。ただ、産毛が発毛したからといって油断してはいけません。産毛が頭皮から出てきてからの育毛方法によって、「産毛を太く長い髪に育毛できるか」「すぐ抜け落ちてしまうか」という大きな違いが出てきます。

産毛が生えだしてからの育毛対策を行うためには、まず「産毛がどのようなときに抜けてしまうか」という産毛が抜ける原因を考えることが重要です。

以下で、産毛の脱毛原因について確認していきます。

①髪を触りすぎる

髪の毛がフサフサになっていれば、髪の量は気にならないものです。

ただ薄毛のとき、産毛が生えてくる程度の「少し育毛が進んだ状況」では、毛量のことが特に気になります。そのため、「生えてきた産毛がどの程度成長したか」ということを確認するために、手で髪の毛を触る回数が増える傾向にあります。

髪を触るときに「やさしく触れていればハゲない」と思っている方がいるかもしれませんが、これは間違いです。毛髪に触れると、少なからず髪の毛が引っ張られたり、頭皮への刺激を与えたりします。結果として、抜け毛が増え、薄毛につながります。

そのため、産毛の発毛時には、特に髪の毛をいじらないように気を付けましょう。

私の場合は、髪の成長を気にして、産毛が生えてきた部分や産毛付近の前髪をいじる癖がひどかったです。

以下のような様子です。

髪を強く引っ張っているわけでもなく、触れている程度の力で髪をさわっています。ただ、毛髪にやさしく触れていたとしても、髪をいじる回数が多かったこの頃は、明らかに髪への触れすぎによる抜け毛が増えていました。

私自身の経験も踏まえ、産毛の発毛時の髪のいじりすぎには気を付けましょう。

②抜け毛を気にしすぎる

産毛の発毛初期では、少量の細い毛が抜けただけでも気になりやすいです。

以下のような細い毛です。

完全に髪がフサフサになったわけではないため、せっかく生えた産毛が「すぐに抜け落ちてしまったのではないか」と思い込みやすいためです。

ただ、産毛が生えてくるまで育毛環境を整えていたのであれば、「生活習慣が非常に乱れはじめた」「産毛が生えるまでに使用していた育毛剤の使用を急遽止めた」などの極端な変化が無ければ抜け毛量が増えていることはありません。

そのため、抜け毛を気にしないことが重要です。髪の脱毛を意識すると落ち込みやすくなります。結果として体の調子を整える神経(専門用語では自律神経)が乱れ、薄毛につながります。

③大量の汗をかく

頭皮の発汗量が増えることは、産毛もいま太く生えている毛も抜けやすくさせます。頭部の水分が残った状態が長くつづくと、水分中に雑菌量が増加します。

以下は、水洗いしたタオルに含まれる水分中の雑菌がどのように変化するか測定したデータです。

この状況が頭皮でも起こっており、頭の雑菌が増えると頭皮環境に悪影響を与えることが明らかです。結果として、薄毛につながります。

さらに、産毛では毛根も太い毛のように強く頭皮に根付いていません。そのため、極端な頭皮環境の悪化があると、産毛は抜けやすくなるので、気を付けましょう。

④頭皮の日焼けが起こる

先にも述べたように、産毛は他の太い毛よりも抜けやすいです。

ここで、頭皮に強い日差しが長時間当たると、頭部の日焼けが起こります。日焼けは火傷の一種であり、頭皮環境が悪化していることともいえます。

太い毛であったら多少の日焼け程度でも抜け毛にはつながらない場合でも、産毛であったら脱毛につながる可能性が高まります。

以下は月ごとの紫外線の量を示したグラフです。

http://www.naturalweb.co.jp/uvcare/uvseason.htmlより引用

特に、夏場あたりの紫外線が強いときには、抜け毛が増えやすいため気を付けましょう。

産毛を育毛する対策

このように産毛はちょっとしたダメージでも、抜けてしまいます。そのため、産毛のための適切な育毛方法を行うことが重要です。

以下で具体的な方法を確認していきます。

①髪をいじらない対策をとる

先にも述べたように、髪をいじることで髪が抜けやすくなります。そこで私の場合は「髪を触らない」と記載した張り紙を視界に入る多くの場所に設置することによって、髪を触れない癖をつけました。

以下のような貼り紙です。

実際にこの方法を行い始めてかた1か月ほど経つと、ほぼ髪をいじらなくなっていました。

実は「貼り紙をすることで特定の行動を行わないように意識する」という方法は、医療情報番組で放送されていたものを参考にしています。番組では、「上の歯と下の歯を接触させる癖があると体の調子を整える神経(専門用語では自律神経)に悪影響を及ぼす」という特集をしていました。

この歯と歯が触れることを防ぐ方法として、「歯と歯を離す」と書いた紙を家の中のいたるところに貼ることを紹介していました。

以下のような様子です。

https://www.asahi.co.jp/hospital/archive/broadcast/2012_0131.htmlより引用

番組内の臨床試験の結果では、歯の接触時間を60%以上減らすことができており、科学的なデータからも効果があるといえます。

この方法を育毛に応用したものが先にも述べた「髪を触らない」という貼り紙をする方法です。私自身の経験からも効果があったため、おすすめです。

産毛が生えだした時期に髪を触りすぎないようにし、産毛を太く成長させましょう。

②育毛効果が高い育毛剤を使用する

産毛が生えてきたころの抜け毛を気にしやすい時期は、毛の脱毛のことを意識しないようにするといいです。ただ、薄毛治療を行っている人は、そもそもハゲを意識しているから対策しているわけで、気にしないようにすることは難しいです。

意識しすぎることを緩和するためには、育毛効果が高いさまざまなことを実際に行うといいです。具体的には「食生活を見直す」「運動する」「睡眠をきちんととる」といった薄毛改善のための当たり前のことはもちろん行いましょう。その上で、育毛剤を使用するといいです。

いま人気の育毛剤であれば、基本的に育毛効果が高く、副作用もほとんどありません。そのため、育毛剤を使用していれば、「髪が減っていく」という不安になることが少なくなります。結果として、抜け毛を始めとした薄毛による気持ちの沈みを軽減することができます。

このように、自分の気分を上げるためにも、育毛剤を活用するといいです。ただ、このとき使用する育毛剤は育毛効果の高いものを使用するべきです。具体的には、ハゲている人のほとんどの原因である「AGAを改善することができる育毛剤」を使用するといいです。

AGAの原因は特定の男性ホルモン(専門用語ではジヒドロテストステロン)です。ジヒドロテストステロン(DHT)の分泌量を低減することができる有効成分には、「ノコギリヤシエキス」「ビワ葉エキス」「オウゴンエキス」「ヒオウギエキス」「キャピキシル」「パルテノライド(フィーバーフューエキス)」「イソフラボン(ダイズエキス)」などが挙げられます。

以下は人気の育毛剤のチャップアップのHPからの引用画像です。

ジヒドロテストステロン(DHT)を抑えることができる育毛剤を使用すると、「実際に育毛効果があること」と「育毛剤を付けている安心感から抜け毛が気にならなくなる」というメリットが得られます。

また、育毛剤を頭皮に塗布したときには、頭皮マッサージを適切に行うと育毛効果が高めることができます。頭皮マッサージを行うときは、頭に爪をたてずに、指の腹で触れる程度の力で行うといいです。

以下のような様子です。

特に産毛はデリケートであるため、「指の腹でやさしく触れること」に加えて、マッサージの回数は数秒程度でいいです。

私の場合、産毛付近もよくマッサージを行っていた時期がありましたが、擦れる影響によって産毛の脱毛につながることが多くありました。もみこむ時間を試行錯誤した結果、頭部全体をマッサージするときと同じでは、逆にダメージを与えるという結論に至りました。

産毛付近は数秒程度マッサージし、薄毛治療につなげていきましょう。

③汗を頭皮にかかないようにする

汗をかかないようにするためには、涼しい部屋にいることが最も効果的です。ただ、生活するうえでずっと部屋の中にこもっているわけにはいかず、外出するときがあります。

気温が高い日に外にでると汗をかくリスクがあります。そのため、私の場合は冷却スプレーや保冷剤を積極的に使用することで発汗を抑制しています。

以下のような百均などで手に入る普通の冷却スプレーで大丈夫です。

私の場合、汗っかきの体質であり、暑い時期では10分程度外にでただけでも、頭皮がびしょびしょになるほどです。そのため、夏の暑い時期には、1回の使用量をおよそスプレー10プッシュ程度、使用頻度も1日に15回程度と使用していました。

また、スプレーを吹きかける場所は、お腹からのど仏、背中から髪の襟足付近までと、頭部に近く頭皮の汗を抑えやすいところに吹きかけています。

冷却スプレー使用時の注意点としては、おでこの生え際に近いからといっても、おでこや顔面に使用することは避けてください。目に入ったときにしみて痛いだけでなく、生え際付近の産毛に冷却スプレーが付着したとき、急激に冷却することが「刺激となり頭皮にダメージを与える」「血行不良を招く」ことにつながります。結果として、産毛が抜け落ちるときがあります。

これは、冷却スプレーに含まれる有効成分の「エタノール」「メントール」が頭皮に悪影響を与えるためです。

以下のような有効成分の表記です。

そのため、もしおでこ付近にも使用し、生え際の発汗を抑えたい場合では、冷却スプレーではなく、保冷剤を薄いタオルにくるんだものを使用するといいです。

以下のようなスーパーなどでもらえる普通の保冷剤を使用すればいいです。

汗にも弱い産毛をケアして、髪をフサフサの状態に近づけていきましょう。

④帽子を適切に利用する

先にも述べた理由から、頭皮が日焼けすると産毛をはじめとして抜け毛が増えます。そのため、頭の日焼けを抑制するために、帽子を適切に使用するといいです。

夏場などの頭が蒸れやすい時期であったら、以下のような通気性のいい帽子をかぶるといいです。

ただ、外出が長引くときは帽子を一時間に一度程度ははずし、頭皮に蒸れがおこることは避けましょう。髪の毛が湿ることで、頭皮環境が悪化し、逆にハゲるおそれがあります。

一方で、冬場などの頭皮が乾燥しやすく寒いときは、断熱性が高い帽子をかぶった方がいいです。

以下のような帽子です。

このように、季節によって帽子を使いわけ、薄毛を克服していきましょう。

まとめ

「そもそも産毛とは何か」「産毛が生えてきた後の育毛方法」について解説しました。

産毛とは「頭皮から発毛し、太く長く成長し、抜けていく」という一連の流れであるヘアサイクルにおける初期段階に生えるものです。そのため、産毛が生えることで薄毛の治療が一歩進んだといえます。

産毛が生えだしたころに抜け毛が増える原因としては、「髪を触りすぎる」「抜け毛を気にしすぎる」「汗を大量にかく」「頭皮の日焼けがおこる」ことです。

そのため、「髪を触らないように張り紙をする」「育毛剤を使用する」「冷却スプレーを多用する」「帽子を適切に使用する」といった適切な産毛への手入れを行い、ハゲを改善していきましょう。