50

薄毛を治すには、まず脱け毛が進むことになった原因を突き止めなければなりません。まだ若いのに薄毛が進行している場合、それには何らかの原因があるはずです。このとき、薄毛進行の原因を探らずにそのまま放置してしまうと、将来取り返しのつかない状態までハゲが進んでしまいます。

そこで育毛対策を行うわけですが、髪の毛にいい効果が出るまでには、人の身体の仕組み上少なくとも4ヶ月はかかるのです。ここでは、私たちの現在の体質を改善していくにはどのようは方法があり、なぜ体質改善に最低4ヶ月を必要とするのかを解説していきます。

食生活がハゲに大きく関係する

髪の毛に何らかの問題が発生した場合、前述の通り、まず原因を見つけなければなりません。原因を特定することができれば、解決策も見つかります。このことは薄毛だけではなく、私たちの身の回りに起きるすべてのことについていえます。

特に、本来健康であれは豊富にあるはずの髪の毛が、毎日必要以上に抜け落ちているのであれば、健康を害する食事が原因であることを疑ってみることです。

大量の抜け毛は、栄養のバランスの悪い間違った食生活が原因であり、身体が不調をきたして悲鳴をあげている状態と思ってください。「急速なハゲの進行」というサインを出すことで、「身体に異常が起きていること」を本人が気づくように身体が教えているのです。

要は長年のバランスの悪い食生活の結果、本人が知らないうちに「髪の毛が育ちにくい体質」になっているということです。そうであれば、「髪の毛が育ちにくい体質」になってしまった食生活を改善して、逆に「髪の毛が育ちやすい体質」に変えていけばいいということになります。

食生活によって、体質が変わってしまうことはよくあります。特に現代の日本においては、食の豊かさから好きなものばかりを食べる人が多くなっています。その結果、バランスの悪い食生活が原因で身体に変調をきたしてしまう人も多くなっています。

しかし、体調がすぐれなく病気がちな日々が続いていても、間違った食事を正しい食事に変えていくことで体質が変わっていき、体調がよくなったり病気を未然に防いだりすることが可能になるのも事実です。

食生活が変われば当然ながら、髪の毛が生えやすい体質になります。このとき体質が改善されるのを待つ必要があるため、最低でも4ヶ月の時間が必要になります。

体質改善とは

そもそも、体質とは何のことでしょうか。ある辞典では、「からだの性質。遺伝的素因と環境要因との相互作用によって形成される、個々人の総合的な性質」とあります。そして、体質改善とは「食事・運動・服薬などの方法によって、体の性質を変えること」とあります。

体質は親からの遺伝的な要素もありますが、生活習慣による環境的要素もあります。つまり体質改善とは、体質を食事や薬などで変えるということです。

生まれながらの遺伝的な体質は、基本的には変えられません。しかし、長年の生活習慣や食事よって形成された体質(遺伝とは関係ない、後天的な体質)は、本人の意思や行動によって変えていくことが可能であるということです。

体質改善と薄毛の関係

私たちの体質は細胞の質によって決まります。人の身体は約60兆個の細胞から成り立っています。それぞれの60兆個の細胞の質が、私たちの体質に大きく関わっているのです。

それでは何が細胞の質を高めるかというと、それは「血液の質」です。その理由は、血液によってすべての細胞に栄養が運ばれるからです。血液の質や流れが悪いと、十分な栄養が各細胞に届きません。その結果、細胞全体の質が高まっていかないのです。

また、血液には髪の栄養素を頭皮まで運ぶ役割があります。頭皮の毛根において、髪を作る毛母細胞は、血液によって毛細血管から運ばれてきた栄養を受けとります。その栄養素をもとに、毛母細胞が細胞分裂しながら髪の毛になっていきます。

このとき血液の質や流れが悪いと、髪に必要な栄養が頭皮にも十分に届かずに髪の毛が育ちにくくなってしまいます。

そのため、生活習慣を変えることで血液の流れや質が高まると「髪の毛が育ちやすい体質」になり、抜け毛が減ったり髪の毛の成長が促進されたりします。

ハゲを治す体質改善方法

体質改善をするときに、最も重要になってくることは食生活です。体質の後天的要素(遺伝とは関係ない生活習慣による要素)は、長年何を食べてきたかによって決まります。食事によって髪の毛が育ちにくい体質になってしまったのであれば、その原因を把握して、今後は何を食べて何を食べないかをしっかりと理解しなければなりません。

また「体質改善」するということは、「意識改善」をするともいえます。髪の成長を阻害していた好きな食べ物を我慢するには、ある程度の意志力を必要とするからです。

今まで通りの生活を続けて若ハゲのままその後の人生を送るか、もしくは若ハゲ解消と健康増進のために今までの生活を変えるのかは、本人の「意識改善」にかかってきます。

それでは、どのような手順で体質改善を図るかを以下に記します。

1 髪の毛が育ちにくい体質の3タイプを知る

薄毛になりやすい体質は、次の3つです。

・炎症体質:身体の中で炎症を起こしていて、暑がりや汗かきに多い。最もハゲやすい体質

・血行不順体質:血液の流れが悪くなっていて全身や頭皮に十分な血液が行きとどいていない

・貧血体質:血液中に鉄分が不足していて、赤血球が少なく薄い血液になっている

2 漢方の専門家に診てもらう

以上の3タイプの中で、自分はどのタイプに当てはまるのかを知ることです。ただ、実際には自分の体質が明確にはわからないといった場合がよくあります。そのときは、漢方の専門家に診てもらうことが大切です。

自分の体質を間違えてしまい、そのまま体質改善を図ると体質別の症状が悪化する場合があります。そのような事態を避けるためにも、一度漢方の専門家に確認すると安心です。

近くに漢方の専門家がいない場合は、当サイトにも詳しい情報を載せているので参考にしてみてください。

私自身は、20代前半で薄毛になってしまいましたが、その後はハゲを完治することができました。ある日、自分の後頭頂部が薄毛になっていることに気がついたことにより、必死になって自分なり治そうと努力したのです。

自分なりに調べた結果、私は最もハゲやすい「炎症体質(血熱:けつねつ)だったことがわかりました。しかし、念のため漢方の専門家に診てもらったところ、まさしく「炎症体質」だったことが確認でき、それ以来は安心して体質改善を実践することができました。

その結果、炎症体質は収まり、髪の毛も生えてきて、健康状態が大きく改善されたのです。30年以上経過しても、髪の毛も健康状態も維持されたままです。

3 自分の体質に合った食生活を徹底する

各体質別に、「積極的に摂るべき食品(宣髪食:せんばつしょく)と「避けるべき食品(忌髪食:きはつしょく)があります。

宣髪食は身体にいい効果をもたらす食品で、忌髪食は身体に悪い効果をもたらす食品です。これらは体質によって違ってきます。同じ食品でも、ある体質には宣髪食になったり、また逆に忌髪食になったりしますので注意が必要です。

当サイトにも「体質ごとに食事法を変えるとハゲが改善する」ことについて詳しく記しているので、参考にしてください。

体質改善後の効果

体質改善がされると、以前の自分と違うような感覚をもつようになります。血液の質と流がよくなることで、身体のすみずみまで栄養が行きわたります。体調がよくなり、見た目も若くなることもよくあります。

体質改善後の効果として、以下のことが挙げられます。

1.血液の浄化

2.血液のサラサラ効果

3.細胞活性化

4.免疫力アップ

5.体調改善

6.便秘の改善

7.育毛効果

8.美肌効果

この他にも、体質改善はガン抑制、アトピー体質やアレルギー体質の改善なども報告されています。

体質改善にかかる期間

人の身体は、毎日少しずつ細胞が新しく入れかわっています。そのことを「新陳代謝」といいます。新陳代謝によって、すべての細胞はある一定の期間を経て新しく生まれ替わります。

細胞が新しく生まれ変わるとき、それぞれの器官によって周期が違います。そのため、身体の細胞がすべて新しく入れ替わって体質改善が行われるには、約6~7年要するのです。

そして、体質改善や育毛効果にとって最も大切な血液は約120日で入れ替わります。これは赤血球の寿命が約120日(およそ4ヶ月)だからです。120日は約4ヵ月ですので、薄毛改善に効果が表れてくるのは最低4ヵ月かかるということです

実際に、私自身が炎症体質を治して薄毛を改善することができた経過の中で、明らかに体調改善が実感できたのは、やはり4ヵ月ほど経過してからでした。

薄毛対策を実践してからは、育毛に有効なスピルリナや黒豆、宣髪食を積極的に摂り、体質に合わない忌髪食を避けていました。十分な睡眠をとったり正しい頭皮マッサージを行ったりなど、必要なことは毎日すべて実践しました。

以上のことを実践し始めてから約3~4週間後に頑固な便秘が宿便と共に一掃され、その後も地道に養生を続けた結果、4~5ヶ月ほど経過したある日、薄くなっていた頭皮に髪の毛が生えてきたことが確認できました。そしてその後は、加速度的に体調改善と共に薄毛改善も進んでいったのです。

先述の通り、身体全体の細胞が生まれ変わる6~7年たった頃には以前とは全く別の体質に変わりました。

髪の毛のトラブルを解消するための体質改善には、4ヶ月とある程度の時間がかかります。そのことを理解して、あきらめずに食事や生活習慣の改善を実行し続けていきましょう。