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あなたが、甘いものが大好きでよくスイーツを食べるのであれば、抜け毛に注意しなければなりません。なぜなら、スイーツなどの糖質の摂りすぎは薄毛の原因になりやすいからです

糖質はスイーツなどの甘いものばかりを指すのではありません。糖質にはご飯や麺類も含まれます。つまり、スイーツやご飯、麺類などの糖質の過剰摂取は結果的にハゲを招いてしまう可能性があるのです。

ただ、糖質を多く含む食品が人間の身体にとって必要であることも事実です。実際に、私たちは疲れた時に甘いものを食べることで、元気が出てきたりリラックス効果が得られたりします。また、ご飯や麺類、パンなどを食べないと脳や筋肉が正常に機能しなくなり、活動できなくなってしまいます。

しかし、過度に糖質を摂取することは、糖尿病などの病気や抜け毛の増加などにつながります。健康と育毛のためにも、糖質を多く含むスイーツなどの食べ過ぎはよくありません。

ここでは、糖質の過剰摂取と薄毛の関連性について説明していきます。

スイーツの食べ過ぎがハゲの原因になる理由

私たちがスイーツの食べ過ぎるとによって、体内に多くの糖分を摂り込むことになります。そして糖質は私たちが活動していくためのエネルギーとして使われます。

身体は体内の糖分を分解する際に大量のビタミンBを消費します。体内のビタミンBが減少すると、身体の代謝機能は低下します。

また、皮脂量をコントロールする働きもあるビタミンBの減少は、皮脂の分泌量を増やすことにつながります。その結果、皮脂が多く発生してしまい、その皮脂が毛穴を詰まらせて頭皮の血行不良や炎症を引き起こします。そして、抜け毛を引き起こしてしまうのです。

また、砂糖を多くスイーツを食べ過ぎると、ハゲやすい3つの体質「炎症体質」「貧血体質」「血行不順体質」のうち一番ハゲやすい炎症体質になりやすくなります。

実際に、私自身が大学生の23歳の時に後頭頂部がハゲだしたときは、毎日の食事で野菜などはほとんど食べていませんでした。さらに、チョコレートやジュース、菓子パン、ハンバーグ、スパゲッティミートソースなどの食べ物を大量に食べていました。

このような生活のためか、当時の私は常に便秘に悩まされ、顔は脂ぎっていて、髪はすぐに皮脂でベトベトになっていました。そして、常に顔も頭皮も火照っていました。

しかし当時の私は、そのような炎症体質になってしまっていた理由が食事によるものだとは全く気がつきませんでした。そのような食習慣が何年も続いた結果、典型的な炎症体質になってハゲだしていたのです。

その後、糖質や肉料理の食べ過ぎといった食習慣を正していき、野菜や海草、スピルリナなどの育毛効果のある食品を毎日積極的に摂り続けた結果、約4ヶ月後には炎症体質に改善が見られるようになりました。

同時に、正しい頭皮ケアも毎日実践し続けたところ、間もなくして頭皮に新しい髪の毛が生えていることを確認することができたのです。そこから、この生活習慣をを実践し続けたことで、その後30年経過しても便通も大変よく、髪の毛もフサフサで、健康状態も肌つやも良い状態が維持できています。

私自身のハゲ改善の過程については、当サイトの「ハゲやすい炎症体質の克服法とは」を参考にしてください。

糖尿病にはハゲが多い

実は、糖尿病患者にはハゲが多いといわれています。もちろん、すべての糖尿病患者に当てはまることではありませんが、このことは事実です。

その理由として、血液が高血糖状態でドロドロになってしまっていると毛細血管の血流も悪くなるため、育毛にとって大切な栄養が頭皮の中の毛母細胞に届かなくなることが挙げられます。

また、血流が悪くなっていることで、血液から身体の各細胞へ十分な栄養が行き渡らなくなります。このような状態により細胞の飢餓状態が続くと、毛根細胞がダメージを受けたり、死んでしまったりします。このことが、抜け毛につながるのです。

女性の抜け毛やニキビもスイーツの摂りすぎが原因

最近は、薄毛に悩む若い女性が多くいます。女性の髪の悩みは、男性がハゲで悩むよりもつらいといえます。女性にとって髪は命なのです。

また、20代の女性でスイーツをよく食べる人によく見られることに、便秘とニキビがあります。そして、このような女性は栄養バランスの悪い食事を摂っていることがよくあります。ニキビや吹き出物が多いということは、肌も脂性の場合が多いです。このような症状は、まさに炎症体質によくみられる現象です。炎症体質は抜け毛を引き起こします。

結果として、若い女性であるにも関わらず髪のトラブルに悩まされることになるのです。

白米は髪と健康によくない

私たち日本人の食事として、炊き立てのご飯と味噌汁、そしておかずの組み合わせは最高です。そのような食事を摂ったときが、日本人でよかったと思える瞬間かもしれません。

しかし、私たち日本人にとってなくてはならない白いご飯は、実はビタミンやミネラル、食物繊維などの体に良い成分が削ぎ落とされたご飯です。残念ながら、お米本来の栄養が残っている玄米と比べると栄養価は落ちてしまいます。

また、白いご飯を食べると「血糖値が急上昇」してしまいます。血糖値が急上昇することは、実は髪の生育にもよくありません。血糖値が急上昇することで血液はドロドロの状態になりやすく、血流も悪くなってしまいます。

そして、前述のように血流が悪くなることで育毛に必要な栄養が血液を通して頭皮の中の毛母細胞に届かなくなり、髪の毛が抜けやすくなるのです。また、血液がドロドロだと、脳梗塞や心筋梗塞のリスクも高まります。

また英国では、糖尿病の栄養指導において白米はなるべく食べないように指導しています。食べる場合はタイ米を推奨しています。特に日本の白米には甘味がありますが、それは食べた後に血糖値がすぐに上がってしまうということを意味しています。

日本でよく食べられている白パンも、イギリスでは体に悪いものとしての認識があります。

AGEが身体のスローミイラ化を進める

甘いものなどの糖質を摂り過ぎると、体の中では糖化という現象が起こります。糖化とは、体内でタンパク質と余分な糖が結合して老化を促進させる物質である終末糖化産物(AGE)を生成することです。要は、甘いものを食べ過ぎると、身体の老化が進む(老ける)ということです。

このAGEが、血液の中で増えすぎると身体の代謝機能が低下します。その結果、動脈硬化や糖尿病、認知症を招くリスクが高まります。また、腸内環境が悪くなることで便秘になったり、身体の炎症が起きやすくなったりします。

このAGEはアンチエイジング業界でも危険視されています。コラーゲンにAGEが蓄積されれば、肌のタルミやくすみが進行することがわかっています。顔の皮膚と頭皮はつながっていますので、当然ながら顔のお肌によくないことは頭皮にもよくありません。頭皮にAGEが蓄積されると頭皮の老化が進み、髪の毛が抜けやすくなります。

このように、AGEが身体に蓄積された状態が進むと身体全体の老化が進んでしまいます。この状態は身体の「スローミイラ化」と呼ばれています。

糖分が多い飲食物とは

それでは、実際にはどのような食べ物がAGEを多く含むのでしょうか。AGEの高い食品は次の通りです。

人工甘味料を多く含む炭酸飲料や菓子

炭酸飲料やお菓子には、人工甘味料でブドウ糖の10倍の速さでAGEをつくる「果糖液糖」「果糖ブドウ糖液糖」「異性化糖」が多く含まれますので、過剰摂取には注意しなければなりません。

ペットボトル1本500mlの甘い炭酸飲料を飲むと、それだけで1日の糖分摂取量をオーバーしてしまいます。「ペットボトル症候群」という炭酸飲料などを大量に飲み続けてしまう病気も流行しているので、十分な注意が必要となります。

過熱した肉類

AGEの特徴は、「加熱する温度が高いほどより多く発生する」ということです。揚げ物や炒め物は油の温度が180℃~200℃、オーブン焼きは200℃~250℃と高いため、AGEが大量に発生します。

下に記載した数値は、食品90g中のAGE含有量(単位ku)です。

1. 野菜類

きゅうり生 30

玉ねぎ生 35

トマト生 25

焼き野菜 230

2. 肉類

牛肉ステーキ(超レア 75

牛肉ステーキ(フライパン)10,000

フランクフルト(ボイル)7,600

フランクフルト(フライパン)12,000

3. その他に、AGE値が高い食品は以下通りです。

ハンバーガー 5,300

鶏肉(唐揚げ)9,500

鶏肉(皮つきグリル)18,000

バター 22,000

ベーコン 93,000

以上のように、野菜も肉も比べると火を通したほうがAGE値は高くなります。

マイルドドラッグ中毒に注意する

あなたは、「マイルドドラッグ」という言葉を知っていますか。マイルドドラッグとは「効果が強烈ではない薬物」という意味です。具体的には、甘いお菓子や脂肪分が多く含まれた食べ物のことを指します。

砂糖をたくさん含んだスイーツや脂肪分たっぷりの焼肉などは、脳にドラッグを服用したときと同様の神経伝達物質を分泌させることが判明しました。そして、この快感がドラッグのように作用して甘い食べ物や脂っこい料理が止められなくなります。

また、マイルドドラッグ食品は、ドラッグのように強い依存性を更に生み出します。そして、マイルドドラッグ症状を引き起こす食品にはAGEが多く含まれます。こうして本人が気がつかないうちに、炭酸飲料や肉料理、お菓子などを毎日摂り続けてしまい血液を汚してしまうことで、健康を害したり薄毛になったりするのです。

どのようにすればAGEの増加を抑えられるのか

このように、身体の老化を進ませハゲにつながるAGE の増加を抑えるためには、いくつかの方法があります。

白いご飯は食べ過ぎない

最近は、お米を炊く際に白米と一緒に入れる発芽玄米や雑穀米が販売されています。これらを入れることで、白米の栄養価が高まるだけでなくAGEを抑えることもできます。同時に、麺類やパスタなども食べ過ぎないことです。

スイーツを食べ過ぎない

スイーツには多量の白砂糖が含まれています。実は、AGEを増やす白砂糖は人間の身も心も壊す恐ろしい食品といわれています。世界保健機構(WHO)は「砂糖入り飲料などの消費は肥満や糖尿病に苦しむ人々を世界で増やす主要因だ」とはっきりと指摘しています。白砂糖の摂取は、1日50gまでに抑えることを意識しておきましょう。

また、ジュースや炭酸飲料、お菓子などに使われる人工甘味料は、ブドウ糖の10倍の速さでAGEをつくります。成分表示に「果糖液糖」「果糖ブドウ糖液糖」「異性化糖」などと書かれている場合は、注意が必要です。

肉類は焼かずに食べる

先述の通り、AGEの特徴は「加熱する温度が高いほどより多く発生する」ということです。一方で、ゆでる、蒸す、煮るといった調理法は水分を使うため100℃までの加熱に抑えられ、焼いたり揚げたりするよりも発生するAGEは少なくなります。

電子レンジも焦げ目は付きませんが、AGEを増やすので注意が必要です。

和食を食べる

野菜や豆類、海草などを多く使った和食には、AGEを増やす食材があまりありません。食事をする際は、和食をなるべく選ぶように意識しましょう。

食事のときの食べる順番も大切です。野菜やきのこ類を先、次に肉などのタンパク質、最後に米などの炭水化物を摂ることで、食後の血糖値の上昇を防ぐことができます。

糖質は、人間の身体にとって不可欠な栄養素であることは事実です。しかし、スイーツや白米などの過剰摂取は身体を老化させる物質であるAGEが体内に蓄積することもわかっています。結果として、身体が徐々に老化するスローミイラ化を招き、髪の毛も抜けやすくなります。

このことを常に意識をして、育毛のためにも若いうちからスイーツや白いご飯などの糖質を摂りすぎない食習慣を身につけるよう心がけましょう。