63

あなたは、ネバネバ食品が好きですか。ネバネバ食品とは、納豆や山芋、オクラなどの粘り気のある食品のことです。

実は、これらのネバネバ食品は髪の毛にとって一番大切な臓器である「腎臓」の機能を高める働きがあります。腎臓と精気には密接な関係があります。それで昔から日本では、「ネバネバ食品は精がつく」といわれているのです。

また、納豆が血液をサラサラにする効果があることはよく知られたことです。

近年は、ネバネバ食品の健康効果が認められたことで、レストランやコンビニ弁当でも、ネバネバ食品を使ったメニューをよく見かけるようになりました。

また、食品研究機関がネバネバ食品の健康効果を調査したところ、ネバネバ食品には血液の流れを改善する作用だけでなく、「抗酸化作用(身体がサビるのを防ぐ)」働きがあることも判明しました。

育毛にとって大切な栄養素は、血液によって頭皮の毛細血管から毛母細胞に運ばれます。そして、血液から栄養を得た毛母細胞が、細胞分裂を繰り返すことで髪の毛が成長します。つまり、血流がスムーズであることは、健康効果だけでなく育毛効果も得るためにも極めて重要なことです。

このように、さまざまな健康効果があるネバネバ食品には、その栄養効果を効率よく得られる食べ方があります。ここでは、ネバネバ食品の特徴や効果的な食べ方などについて説明していきます。

ネバネバ食品の健康効果とは

実は、ネバネバ食品は日本ではよく食べられていますが、海外ではほとんど食べられていません。ネバネバ食品を食べることは、日本独特の食習慣なのです。従って、世界中でネバネバ食品の研究があまりされていないのが実情です。

では、ネバネバ食品に含まれる健康効果の高い成分は何かというと「ムチン」という成分です。ムチンは糖質とタンパク質が一体化した粘り気のある物質です。このムチンがさまざまな健康効果をもたらしてくれるのです。

以下に、ムチンを含むネバネバ食品の健康効果を記します。

1. 血液サラサラ効果 :納豆のナットウキナーゼが血栓を防ぐ

2. 消化促進効果:消化酵素ジアスターゼが大根の3倍も含まれている

3. 免疫力強化:ムチンには胃粘膜や呼吸器の粘膜保護があり、ウィルスなどの侵入を防ぐ

4. 生活習慣病予防:血糖値の上昇を抑えたり、血中コレステロール値を下げる働きがある

5. 便通改善:腸内で善玉菌を増やすので、腸内環境を改善して便通を良くする

6. アンチエイジング効果:身体がサビるのを防ぐ、抗酸化作用が強い

7. 疲労回復効果:脂質や糖質のエネルギー代謝がよくなる

以上のように、さまざまな健康効果が期待できるムチンを含むネバネバ食品は、外国ではあまり食べられないことを思うと、私たち日本人にとって大変貴重でありがたい食品であるといえます

ネバネバ食品にはどんなものがあるのか

ネバネバ食品には、納豆、オクラ、山芋、なめこ、メカブ、モロヘイヤ、サトイモなどがあります。これらの食品は、すべてスーパーなどで簡単に手に入るものばかりです。ただ、人によってはこれらの食品の中に苦手な食品があるかもしれません。そのときは、食べられるものを日々の食事に取りいれていくといいでしょう。

ネバネバ食品の育毛効果とは

先述の通り、日本では「ネバネバ食品は精がつく」といわれています。人間の身体の中で、髪の毛の生育に一番大切な臓器が腎臓です。ネバネバ食品はその腎臓の働きを補う働きがあります。

漢方では、「腎臓が健全であればハゲにはならない」と考えられています。丈夫な腎臓を持って生まれてきた人は、髪のトラブルが起きにくいということです。

しかし、丈夫な腎臓をもって生まれてきても、間違った食生活や生活習慣や、頭皮ケアを続けていてはいずれ髪の毛も抜け落ちやすい体質になってしまいます。

そうならないためにも、日頃の生活習慣や食事が身体に与える影響について、若いうちから正しい知識を持つことは大切です。そういった意味において、このネバネバ食品の効果を知っているのと知らないのでは、身体や髪の毛の健康状態が大きく変わってくるといえます。

これらネバネバ食品を自分の将来の健康維持ためにも、積極的に摂っていきましょう。

山芋の驚くべき効果とは

ネバネバ食品の山芋には、アンチエイジング効果があることを富山大和漢医薬学総合研究所が発見しました。山芋には、「ジオゲスニン」という若返り効果のあるホルモンが含まれていることがわかったのです。しかも、このジオゲスニンはアルツハイマー病などの認知症を防ぐ効果が期待できることも判明しました。

山芋には、身体も脳も若返らせる驚くべき効果があるのです

オリンピック金メダリストであるウサイン・ボルト選手の大好物で、常食としている「ヤムイモ」という山芋と似た食べ物があります。このヤムイモには脂肪代謝をアップして、運動機能を高める効果があるという研究結果があります。このヤムイモが、ウサイン・ボルト選手のパワーの源になっているのです。

先ほど、ネバネバ食品はあまり海外では食べられていないと説明しましたが、実はアフリカやブラジルなどでは山芋に似た食べ物がよく食べられています。それらの食品は過酷な環境でも栽培できることから、将来の食料資源としても研究されているのです。

ネバネバ食品の効果的な食べ方

素晴らしい健康効果が期待できるネバネバ食品ですが、その健康成分が破壊されることなく体内に吸収されなければ意味がありません。

実は、ネバネバ食品に含まれるムチンは調理の際、加熱されると栄養価が失われてしまいます。ムチンを含むネバネバ食品は、加熱せず生で食べることが効果的な食べ方です。そのため、日本では納豆や山芋、オクラ、メカブなどは生で食べられています。日本人の昔からの知恵だったのでしょう。

私の母親が、以前山芋を毎日3~4cm食べたところ、肌つやが良くなり母親の友達から「若返ったみたい」といわれたと、よく言っていました。今でもとろろ芋を、毎日ではありませんが、よく食べています。

また、山芋には男性機能を向上させる働きがあることも、日本では昔からよく知られています。

昔から日本では、本当に大切なことを「肝腎かなめ」と表現してきました。このときの肝は肝臓で、腎は腎臓のことです。腎臓機能の強化させることは、私たちの健康や育毛にとって、まさに肝腎かなめといえるでしょう。あなたにとって大切な腎臓のために、ネバネバ食品を毎日の食事に積極的に摂りいれていきましょう。