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あなたは、スパイスには育毛効果あることを知っていますか。スパイスを上手に食生活に取り入れることで、育毛効果や健康増進が得られます。

実際に、スパイスを使った料理として有名な「カレー」や、トウガラシをを使った料理には、発毛効果があることは栄養学的にも認められています。また、それらの料理をよく食べる国ではハゲが少ないといった事実があります。

もちろん、スパイスを使った料理を食べていてもハゲの人はいますが、その割合が少ないのです。世界の成人男性のハゲ率を見ても、野菜をあまり食べず肉食中心の欧米では軒並み40%を超えますが、スパイス料理の多い東南アジアでは、20%台前半の数字となっています。

スパイスだけが、アジアのハゲ率の低さの理由ではありませんが、スパイス料理の恩恵でハゲが少ないことは十分に考えられます。実際に、カレーが国民食であるインド人のハゲ率の低さは有名です。このことは、インドに行ったことがある人であれば気がつく事実です。

このようにスパイス料理の育毛効果には、日本ではあまり知られていない事実が沢山あるのです。ここでは、スパイスやトウガラシなどの食材が、髪の毛や健康に与える良い影響について説明していきます。

スパイスの育毛効果の理由

もともとスパイスは、肉の保存効果や人間の薬効効果などが目的で使われていました。昔はスパイスは大変貴重な品物だったため、ヨーロッパ人がスパイスを求めてインドなどの西の国に向かったのが、大航海時代の背景といわれています。

特に、当時は薬がすべて植物を使ったハーブやスパイスだったため、薬理効果があるスパイスは人の生命維持にとって大変貴重な薬としても利用されていたのです。

スパイスを使った有名な料理が「カレー」です。カレーには多くのスパイスが、ふんだんに使われており、本来のカレーはスパイスと食材の煮物といっても過言ではありません。

カレーに使われているスパイスには、ターメリック、サフラン、ナツメグなどがあります。これらのスパイスには、育毛効果があることは管理栄養士にも認められています。

また、他の育毛専門家によると、「発毛や育毛のポイントは、新陳代謝がよくなることであり、血流をよくすること。カレーのスパイス、 特にカプサイシンは全身の血行を促進させるので、頭皮や毛根、毛乳頭の働きが活発になります」とされています。

このような事実からも、カレーには血行促進効果や体内の代謝改善効果があり、健康増進にも役に立つ食べ物といえます。

ただ、カレーにもさまざまな調理法があります。ここでいうカレーとは、スパイスと食材だけで作った本格インドカレーのことです。カレールーを使った甘いカレーのことではありません。残念ながら、カレールーを使った甘いカレーの血行促進効果や体内の代謝改善効果は薄いといえます。

そのため、カレーによって育毛効果を得たい場合は、できる限り本格インドカレーのお店を利用するようにしてください。最近では、インドカレーは人気ですので町に1~2軒はあるはずです。

カプサイシンの育毛効果とは

カレーと同じような育毛効果が得られるスパイスとして、「トウガラシ(カプサイシンの育毛効果)」があります。カプサイシンの育毛効果には、次の2つがあります。

1. 血行促進

カプサイシンが多く含まれている食材がトウガラシです。トウガラシが入った食べ物を食べると、身体がポカポカしてきたり、頭皮が拡がって毛穴から汗が噴き出す感覚があったりします。これは、カプサイシンの効果で血行が良くなったことによるものです。

カプサイシン効果で、新陳代謝作用や血行促進作用が働くのです。特に、頭皮の血行が良くなると毛根の中に存在する毛母細胞に栄養が届きやすくなり、育毛効果が望めます。

2. 髪の毛の成長にとって大切な成長因子「IGF-1」を増やす

IGF-1とは、毛母細胞に発毛を働きかける物質で、減少すると抜け毛や薄毛の原因になるといわれています。このIGF-1を増やす食品は、いくつかあります。それらは、トウガラシ、黒豆、魚介類、カカオ、レーズン、ヨーグルトなどです。

このIGF-1には、細胞を大きくする働きがあり、髪の毛を作る毛母細胞の成長に関わっています。しかし、IGF-1は生活習慣や加齢などにより年々減少してしまいます。トウガラシや適度な運動によって、GF-1の減少を防ぐことができるのです。

カプサイシンと一緒に摂りたい黒豆

IGF-1を増やす黒豆には育毛効果がありますが、黒豆とカプサイシンを一緒にとることで育毛効果が倍増します

私自身は、何年にもわたり黒豆大さじ2杯とキムチや少々の一味トウガラシをほぼ毎日食べています。この組み合わせの育毛効果は、長い体験から強く実感していますが、この事実を知人に話してもあまり信じてもらえませんでした。

また、「大豆イソフラボンとカプサイシンをとることが育毛効果があるとする研究結果」が話題になったことがありました。残念ながらこの研究結果は、現在は公に認められていないようです。しかし、何年にもわたり黒豆とトウガラシをを食べ続けた結果、明らかな発毛効果があったことだけは、私自身の経験から力説したいと思います。

黒豆の育毛効果については、当サイトの「育毛に驚くべき効果のある黒豆の食べ方」で詳しく説明してますので、ぜひ参考にしてください。

スパイスやカプサイシンを避けるべき体質タイプとは

以上のように、育毛効果や健康効果が得られるスパイスやカプサイシンですが、全ての人に効果があるものではありません。それどころか人によっては、スパイスやカプサイシンが抜け毛を増やしたり、健康を損ねたりしてしまったりします。

そのような人達は、「炎症体質」の人達です。ハゲやすい体質には、「炎症体質」「血行不順体質」「貧血体質」の3つがあります。この中で、「炎症体質」がもっともハゲやすい体質なのです。炎症体質を漢方では「血熱(けつねつ)」といいます。

炎症体質の人達は、頭皮がほてっている場合がほとんどです。頭皮がほてっているところに、スパイスやカプサイシンをとれば、さらに頭皮の炎症が進み髪の毛が抜けやすくなりますので、十分な注意が必要です。

炎症体質(血熱)の特徴は、次の通りです。

症状:赤ら顔・暑がり性・汗っかき・高血圧

顔色:赤色、黄色

まぶた裏:充血

爪:赤色

唇:赤くヌルっとしている

手のひら:真っ赤でほてっている

炎症体質の人たちは、常に身体がほてっているよう感覚があります。そのため、高血圧や蓄膿症、胃炎、肝炎などの持病をもっていることが多いことも特徴です。

このような体質の人は、スパイスやカプサイシンなどの、ほてりを促す食べ物を控えて、なるべく野菜や海草を多くとり、身体に溜まったよけいな熱を取り去ることが大切です。

それぞれの3つ体質の中でも、髪にとって積極的に毎日食べたほうがよい物を「宣髪食(せんばつしょく)」といい、なるべく食べないほうがいい物を「忌髪食(きはつしょく)」といいます。

炎症体質にとっての忌髪食が、スパイスやカプサイシンなのです

薄毛に悩んでいるいる人は、まず自分の体質を確認しておいてください。自分の体質を把握せずに、スパイスやカプサイシンをとることは避けるべきです。自分の体質を確認する場合は、当サイトの「体質ごとに食事法を変えるとハゲが改善する」を参考にしてください。

その他の「血行不順体質」「貧血体質」の人たちには血行促進効果が望めますので、スパイスやカプサイシンは積極的にとったほうが良い食材(宣髪食)となります。スパイスやカプサイン効果で、全身の血行が良くなり頭皮の栄養状態にも良い効果が期待できます。

スパイスやカプサイシンには、優れた育毛効果や健康効果が望めますが、体質によっては逆効果になってしまいます。自分の体質を見極めて有効利用することが大切です。