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抜け毛を引き起こしやすい体質としては「炎症体質」「血行不順体質」「貧血体質」があります。その中でも最もハゲになりやすい体質が「炎症体質」です。

今回はこの「炎症体質」の症状と対策について、私自身の経験をもとに詳しく説明していきます。炎症体質を改善することができれば、薄毛や抜け毛による悩みから解放されます。

自分自身の体験

20代前半、私自身が炎症体質でした。しかし現在は、炎症体質はすっかりおさまり、健康上何の問題もない正常な体質に変わっています。では、なぜ炎症体質を改善させることができたのでしょうか。それは、20代前半から私の薄毛が進んでしまったことをきっかっけに、健康な体質への改善を本気になって図ったからです。

結果として抜け毛を引き起こしていた炎症体質が数か月後には改善されました。それ以来、薄毛は完全に治り、肌つやや体調も良くなりました。そして髪の毛が生えた状態を、30年ほど経過した今現在でも維持することができています。

それでは、炎症体質とは何なのでしょうか。

そもそも炎症とは、身体が何らかの有害な刺激を受けた時に起こる防衛反応のことをいいます。ある刺激によって、腫れたり、熱を持ったり、痛んだりすることです。

例えばケガをすれば、その部分だけが腫れます。熱をもって痛むことになるのですが、これは炎症が起こっているからです。ただ、炎症は全身のあらゆるところで起こる可能性があります。

炎症体質の人は身体の中で炎症を起こしていることにより、暑がり屋や汗っかきになりやすいです。前述の通り、もっともハゲやすい体質が炎症体質です。

この体質を漢方では「血熱(けつねつ)」といいます。血熱であると高血圧や蓄膿症、胃炎、肝炎などの持病をもっていることが多いのが特徴です。

血熱の人の特徴とは

以下に、血熱の人がどのような特徴があるのかについて記します。

症状:赤ら顔・暑がり性・汗っかき・高血圧

顔色:赤色、黄色

まぶた裏:充血

爪:赤色

唇:赤くヌルっとしている

手のひら:真っ赤でほてっている

炎症タイプの人は血液が身体の上方にあるため、常に身体がほてっているよう感覚があります。この状態を鎮めるためには、ほてりを促す食べ物を控え、野菜を多く取り、身体に溜まったよけいな熱をとるようにすることが大切です。

そのため、身体に熱を持たせる唐辛子やニンニク、カレーライス、日本酒の熱燗などは避けましょう。また、砂糖を多く含んだスイーツなどを食べると血糖値を急激に上昇させ、血管が拡張して血流量増えます。炎症体質の人がスイーツを食べると、顔がほてることがありますのでなるべく控えるべきです。

また、たばこを吸うと末梢の血行が悪くなり、頭皮に髪に必要な栄養が届きにくくなりますのでハゲにはよくありません。他には、カフェインは「育毛効果のあるアデノシン」という物質の働きを低下されるといわれていますのでコーヒーの飲みすぎもいけません。

宣髪食と忌髪食とは

それぞれの体質の中でも、髪にとって積極的に毎日食べたほうがよい物を宣髪食(せんばつしょく)といい、なるべく食べないほうがいい物を忌髪食(きはつしょく)といいます。炎症体質の人は、毎日の食生活の中において食べていいものと悪いものをしっかりと認識しておくことが極めて大切です。

炎症体質にとって、宣髪食と忌髪食は以下の通りです。

宣髪食:海草・貝類・スイカ・大根・白菜・トマト・キュウリ・竹の子・納豆・カニ・ハトムギ・そば

忌髪食:唐辛子・ニンニク・カレーライス・日本酒・スイーツ・たばこ・コーヒー

まず、宣髪食と積極的に食べることと、忌髪食をできるだけ食べないことを実践していくことで、抜け毛が起きやすい炎症体質を改善できます。

そして、育毛に有効なスピルリナプーアール茶を毎日摂取すると、だんだん体調が良くなって便秘もなくなります。しばらくすると薄毛が改善し髪が生えてきたり、肌つやが良くなったりしていきます。

炎症体質を改善したら薄毛も治った

私がまだ大学生だったある日、大学の1学年先輩に髪が薄くなっていることを指摘されました。その先輩の単なる冗談かと思い、その時は軽く受け流しました。しかし、気になって夜自宅で頭頂部を確認したところ、本当に薄くなっていたのです。あまりのショックから何もする気が起きなくなり、しばらく大学をサボってしまいました。

そんな日々が続いたある日、この状況を打破したいと強く思った私は、近くの本屋に行き薄毛に関する本を何冊も買いました。そしてそれらの本を片っ端から読み漁り、その中で「これは!」と思った方法を実践し始めてみたのです。

そうしたところ、3~4週間後から体調や体質に変化が起こるようになりました。

最初が便秘の改善でした。あるとき、強烈な便意を感じてトイレに駆け込んで用を済ませ終わると、それまで腸の中に滞っていた宿便(腸の中に残っている残留便)が全部出きった感覚があったのです。食事を変え、スピルリナやプーアール茶を毎日採りつづけただけで3週間後に、まずこのようなことが身体に起きました。

またその頃の私は、常に脂ぎっていて赤ら顔だったので、常に洗顔をしていました。2~3時間もすると、顔がギトギトになってしまうのです。まさに、典型的な炎症体質あり、それが嫌でしかたなかったのですが、どうしようもありません。

しかし、食事を変えていったことにより、数か月後にはそのような脂性も少しづつ改善されていき、同時に顔の赤みだったり、ほてりだったりも取れていきました。その他にも体調が時間の経過と共に良くなっていく感触がありました。

また同時に、頭皮の正しい養生も毎日確実に実践していましたので、明らかに抜け毛も減っていきました。そんなある日、頭皮をさわってみると新毛が生えてきているのを実感できたのです。

そして、鏡で見てみると自分の頭皮の赤みがとれていることが確認できました。そして、この方法は間違いなかったとの確信から、その後はこの方法を実行し続け現在に至ってます。

特に髪のトラブルは、若いほうが治りやすい傾向にあります。そのため、決してあきらめずに正しい養生を実践し続けることが大切です。特に炎症体質の人であれば、まずは食事内容を変えることから始めてみて下さい。