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薄毛に悩んでいる方であれば、長年の間違った生活食習慣によって、髪が抜けやすい「炎症体質」「血行不順体質」「貧血体質」になってしまっている可能性があります。

その場合に行うべきこととして、間違った生活食習慣を改めて早めに健康で正常な体質に戻してあげることです。

同時に毎日の頭皮ケアも正しく行わなければなりません。せっかく生活食習慣を改めてハゲやすい体質が改善されても、毎日の頭皮ケアが間違っていると意味がありません。そこでまず、正しい頭皮ケアの基本を押さえておく必要があります。

特に、毎日使うシャンプーは慎重に選ばなければなりません。シャンプーが原因で、髪のトラブルにつながることはよくあります。

ここではどのようなシャンプーを選ぶべきか、そしてどのように使うべきか説明していきます。

頭皮は髪を作る土壌である

私たちの頭皮は、例えると農作物を育てるための畑のようなものです。栄養豊富な農作物を育てるには、その畑は「養分が豊富な土壌」になっていなければなりません。

つまり、健康で丈夫な髪を育てるには、頭皮に髪を作るのに十分な栄養が行き届いていることが不可欠です。頭皮に血液や栄養が行き届いていなければ、当然ながら髪の毛は十分に生えてきません。

では、どのような頭皮であれば「栄養が行き届いた頭皮」だということができるのでしょうか。

以下に理想的な頭皮の状態を記します。

色:青白い

弾力:硬くなく、ほどよく柔らかい

皮脂:適度に皮脂が分泌されている

毛穴:汚れが詰まっていない

温度:ほてりがなく、同時に冷たくなっていない

痛み:マッサージをしても痛くない

このような状態が理想です。ただ、こうした状態でなかったとしても、正しいシャンプーを選び適切な方法で毎日シャンプーを行えば3ヶ月後くらいで、この状態に近づきます。

シャンプーの選び方

頭皮ケアにとって、シャンプーは慎重に選ばなければなりません。特に安価な石油系シャンプーは薄毛に悩む人は避けなければなりません。

市販されている多くのシャンプーの主成分は、界面活性剤と水です。洗浄力の強い「ラウレス硫酸Na」と「ラウリル硫酸Na」は頭皮や髪の毛の油分を根こそぎとってしまうので、特に注意しましょう。「ラウリル硫酸アンモニウム」や「キシレンスルホン酸アンモニウム」が成分として入っているシャンプーも避けるといいです。

シャンプーのボトルの裏には、含まれている成分が多い順に表記されているので、必ずチェックしてください。その際、「硫酸」と表示がある場合は使用を避けるべきです。石油系シャンプーを使っていると頭皮環境が良くならないため、いくら食生活を正して薄毛になりやすい体質を改善してもハゲは改善しません。

そこで値段的に高くはなりますが、自然食品店などで売っている植物油を使用した自然派シャンプーを活用するようにしてください。例えば私自身はもっともハゲやすい「炎症体質」であり、頭皮が炎症を起こして熱をもっていましたので、センブリエキス配合の自然派シャンプーを長い間使っていました。

もし近くの店で自然派シャンプーがない場合は、ベビーシャンプーがおススメです。ベビーシャンプーは肌に敏感な赤ちゃんであっても問題なく使えるシャンプーですので、肌にとても優しいのが特徴です。とくにオーガニックベビーシャンプーは優れているものが多く、インターネットでも購入できます。

もしくは、頭皮に優しいアミノ酸配合シャンプーを使用することもいいでしょう。アミノ酸配合シャンプーは、頭皮や髪と同じ弱酸性でできているため洗浄力は落ちますが、低刺激で優しく洗うことができます。

シャンプーとは、マッサージのことである

シャンプーを行うとき、多くの人は勘違いをしています。「髪を洗うことが、シャンプーだと思っている人が大多数なのではないでしょうか。

シャンプーという言葉は、元々はラテン語の「押す」、「圧する」を意味する言葉からきています。髪を洗うという意味ではありません。

シャンプーをする際に大切なことは、汚れを落とすことはもちろんですが、頭皮をマッサージして血行を良くすることです。しかし残念ながら、頭皮マッサージがおろそかになってしまっているのが私たちのシャンプーの現状です。

頭皮が硬くなっていたり、圧すと痛んだりする場合は、汚れを落とすことよりも「しっかりとマッサージをする」ことに注力してください。頭皮全体のの血行を良くすることをシャンプーの一番の目的とするのです。

頭皮には、抜け毛に関係する大切な経絡(ツボ)があります。

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    出典 nikkan-spa.jp

例えば、頭のてっぺんにある百会(びゃくえ)の両脇にある通天(つうてん)や耳の上側の生え際辺りにある角孫(かくそん)というツボは抜け毛に効果があります。シャンプーをするときに、通天や角孫をしっかりとマッサージすることが抜け毛を防ぐことになります。同時にさまざまな内臓に関連のあるツボにも、良い刺激を与えることになります。

マッサージはあまりやりすぎてもよくありません。1日5分くらいにしましょう。

シャンプーの効果的な仕方

シャンプーをする前に、まずぬるま湯で軽く髪を洗います。そのときもマッサージをしながら洗います。そして、ホホバオイルを使い頭皮をマッサージしてから、蒸しタオルで10分ほど蒸します。それから、ホホバオイルを一度流します。

今度は、シャンプーを少量手のひらにとって、よく泡立てた後に同じくマッサージしながら髪を洗います。

マッサージの仕方ですが、指の腹の部分で頭皮を揺さぶるように圧しながら、前後左右に動かします。決して爪を立てないでください。爪を立てると、頭皮を傷つけてしまうことがあります。

特に圧すと痛いところや、ブヨブヨしているところは重点的に丁寧にマッサージをします。こうした頭皮マッサージを毎日行うと、最初は疲れますが徐々に頭皮の状態が良くなっていくのが実感できるはずです。痛みやブヨブヨ感、コリがなくなっていきます。

そしてもう一つ大切なこととして、しっかりとすすいで泡を完全に落とすことがあります。自然派シャンプーやベビーシャンプーの成分が頭皮に残らないように、十分にすすいでください。頭皮に残ったシャンプーの成分は、頭皮トラブルの原因になります。頭皮トラブルは抜け毛の原因になるため、薄毛の人にとっては特に注意が必要です。

シャンプーの頻度については、若い人は毎日するようにします。ただし、朝ではなく夜にします。髪の毛は夜22:00から26:00の間に最も成長しますので、頭皮を清潔にしておいたほうが髪の成長には良いからです。

この方法で3か月もシャンプーをすると頭皮の状態が見違えるように改善されているはずです。正しいシャンプーを選び、頭皮マッサージを含めた適切な使い方を実践することが、健康な頭皮と髪をつくるための絶対条件です。