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あなたは、水道水に含まれた塩素が、健康や髪の毛に悪影響を及ぼすことを知っていますか?塩素は、水道水の消毒、殺菌のために使われています。そのため水道水は衛生面においては安全であるといえます。

しかし、水道水が塩素で消毒されていることで、水道水が美味しくなかったり、カルキ臭がしたりすることがあります。また、ひとつの事実として「塩素で消毒された水道水が健康や髪の毛には良くない」ということがあります。

1990年代から、日本では塩素で消毒された水道水より、ミネラルウォーターを使用する人の割合が増えてきました。確かにミネラルウォーターは、味が美味しいといえます。水道水より美味しいことが、ミネラルウォーターが好まれる理由の1つです。

しかし、ミネラルウォーターが好まれた本当の理由は、「塩素消毒された水道水は身体に悪い」という事実に多くに日本人が気がついたからなのです

地方では現在でも水道水より、井戸水を好む家庭が多くあります。その理由は、井戸水はタダで使えることができることと、味が美味しいことが挙げられます。しかし、井戸水に含まれたピロリ菌が、さまざまな胃腸の病気を引き起こす原因となることはよく知られた事実です。

また、井戸水には塩素が含まれていないことから、髪を洗うとき髪への悪い影響も少ないともいえます。

このように、井戸水にはメリットとデメリットがありますが、大部分の日本人は水道水を使用しています。水道水にも、メリットとデメリットがありますが、一番のデメリットは「塩素含有量が世界と比較しても多めの水である」ということです。

そうであるならば、「水道水の塩素が髪へ与えるの悪影響」をいかにして減らすことができるのかを知っていることは、抜け毛に悩む人には大切であるといえます。

ここでは、水道水に含まれる塩素が髪に与える影響と、そのような特性を持った塩素を、水道水から抜くための効果的な方法を説明していきます。

そもそも水道水にはなぜ塩素が含まれるのか

日本では、水道水の安全性を高めるために、1957年から塩素消毒が実施され始めました。以降、私たち日本人は日常生活において、塩素消毒された水道水を使ってきました。

しかし、この水道水の塩素消毒にはメリットとデメリットがあります。ではここで、塩素消毒のメリットとデメリットを確認していきましょう。

塩素消毒のメリットとは

1. 強力な殺菌効果

水道水への塩素投入は、塩素が持つ破壊力を使って大腸菌やコレラ、バクテリアなどの有害微生物を殺菌して、水道水の中で繁殖しないようにするためのもです。もし、水道水の殺菌に塩素が使われないとすると、有害微生物による多くの病気が発生すると考えられます。

つまり、国が水道水を塩素消毒することで、国民は水道水を有害微生物の無い安全な水として利用することができるのです。

塩素消毒のデメリットとは

1. 塩素そのものが有害である

1986年のアメリカの学会で、次の報告がありました。

「シャワーやお風呂で、呼吸や皮膚吸収により塩素が体内に取り込まれると、その摂取量は水道水を飲んだ時と比較すると6~100倍高くなる。この事実は人体への影響にとって無視できないことである。」

また、日本はアトピー性皮膚炎の患者数は、海外と比べても多い方であるといえます。しかも、重症患者数が多いのが特徴です。その理由の1つとして考えられることは、「日本の日常生活における塩素濃度が世界一」であることです。

日本の蛇口塩素濃度は、東京の1,5ppmであり、全国を見ても軒並み1ppm以上となっています。この数字は、既定の10~20倍であり、なんとプールの基準値0,4ppmよりも高いのです。つまり、私たちは日頃、プールより高い塩素濃度の水道水を使用しているのです。

そして、塩素の毒性を示すこととして、「水槽に水道水を入れると、金魚はすぐに死んでしまう」という事実があります。その理由は、水道水の残留塩素によって、金魚のエラやウロコが壊死してしまうからです。

2. 残留塩素からトリハロメタンが生成される

トリハロメタンとは塩素消毒の際に出来てしまう化合物のことです。トリハロメタンは発がん性物質といわれています。

いかがでしょうか。

このように、塩素が私たちの健康に及ぼす悪影響はたくさんあります。これらの事実を見逃してはなりません。

日本の水道水には、細菌を消毒して安全に水を飲むことが出来るように、塩素が投入されています。しかし、細菌を死滅させる塩素は、同時に私たちの細胞も破壊する作用を持っていることも事実なのです。

塩素は抜け毛の原因になる

私たちの体内には、さまざまな理由で活性酸素が発生します。活性酸素には、身体の酸化(サビ)の原因となり身体の細胞の老化を早める作用があります。

活性酸素が体内で大量に発生すると、私たちの健康が損なわれたり、髪が抜けたりする原因になります。つまり、活性酸素が体内で増えすぎると、ハゲになりやすいのです。

塩素は、活性酸素を増やす原因となります。一回の洗髪で、10分もシャワーを浴びれば、それだけ頭皮を塩素にさらすことになってしまいます。

つまり、シャンプーの際、水道水を使って頭皮を洗浄することが、身体を老化させる活性酸素を体内で増やしてしまうことにつながり、その結果抜け毛が増えやすくなるのです。

水道水に含まれた塩素はどのようにして除去できるのか

水道水で沸かしたお風呂から塩素を除去する方法は、簡単です。私たちの身の回りにあるもので、簡単に塩素を取り除けるのです。

その方法は、次の通りです。

1. ビタミンCの粉末を耳かき1杯ほど、湯船に入れる。

2. 出がらしのお茶をお茶パックに入れて、湯船に入れる。

3. 活性炭を湯船に入れる。

4. 塩素除去機能付きシャワーヘッドを使う。インターネット通販で4,000円前後で購入可能。ただし、水圧は落ちるので、シャワーに時間がかかる。

塩素は、私たちを細菌から守ってくれる働きがありますが、同時に私たちに健康被害をもたらす働きがあることも事実です。特に日本の場合、水道水に含まれた塩素は、外国と比べても高い傾向にあります。

塩素が過剰に体内に取り込まれると、活性酸素の発生が増えて抜け毛が引き起こされます。日常生活の中で、水道水から塩素を上手に取り除くことで、健康な身体と頭皮を維持していきましょう。