あなたは、毛深いほうですか? もし、あなたが毛深くてハゲに悩んでいたとしたら「自分は毛深いから当然だ」と思いがちですが、それは必ずしも真実ではありません。なぜなら、多くの人が考える「毛深からハゲる」ということには明確な確証がないからです

実際に、あなたの身の回りを見たときに、「ハゲていて毛深い人」もいれば「ハゲていて毛深くない人」もいるはずです。その反対に、「髪がフサフサで毛深い人」もいれば「髪がフサフサで毛深くない人」もいるはずます。

このような事実を見ると、「毛深さ」と「ハゲ」には明確な関連性があるとはいえません。確かに、ハゲている人がヒゲや胸毛などの体毛が濃いと、なんとなくハゲと体毛の濃さには関係があるように感じることもあるでしょう。昔から、世の中では「毛深い人はハゲやすい」などといったことがいわれているので、なおさらそのように感じるのかもしれません。

しかし、真実は必ずしもそうではありません。実際には、先述の通り、髪の毛も体毛も濃い人は世の中には沢山いますし、髪の毛も体毛も薄い人も沢山いるのです。

あなたが、薄毛に悩んでいて毛深い体質であっても、それは必ずしも毛深い体質の遺伝に原因があるのではなく、その他に本当の原因があるかもしれないのです

ここでは、世間で一般的に信じられている「毛深さとハゲ体質との関連性」について説明していきます。

なぜ一般的には毛深いとハゲやすいといわれているのか

そもそも、なぜ世間一般には「毛深いとハゲやすい」といわれているのでしょうか。それは、「男性ホルモンがハゲを引き起こす」と考えられていることがその理由だと思われます。

つまり一般的には、ヒゲや体毛が濃いのは男性ホルモンが多いことにあると思われており、そして、その男性ホルモンがハゲを引き起こすというのが常識のようになっているからです。そのために、「体毛が濃い=ハゲる」といった認識になっているのです。

では、ここで男性ホルモンには、本来どのような働きがあるのかについて確認しておきたいと思います。男性ホルモンは、一言でいうと「男らしい身体を作るという働きを持つホルモン」といえます。またその他にも、男性ホルモンには決断力などといった男性的な思考とも関係があるといわれています。

男性ホルモンの働きは、以下の通りです。

1. 筋肉や骨格を作る

2. 体毛(ヒゲや胸毛など)の成長を促す

3. 男性機能を高める

4. 闘争本能や冒険心を高める

5. 決断力や判断力を高める

男性ホルモンには以上の働きがあることから、例えば「毛深く男らしい体格・風貌で闘争本能が高く、判断力や決断力も高い男性」は、男性ホルモンの分泌が高い男性だといえます。

また、このような特徴を持つ男性は、「リーダーシップがあり、仕事もできて女性にもよくモテる」という場合も多いかもしれません。正に、理想的な男性といえるでしょう。

しかし、このような男性には本当にハゲが多いのでしょうか。私たちの身の回りを見ても、以上5つに該当するような男性ホルモンが多いと思われる男性はいると思いますが、必ずしもハゲているわけではありません。確かに、このようなエネルギッシュな男性には、ハゲが多いようなイメージがあるかもしれませんが、実際には必ずしもハゲているわけではありません。

男性ホルモンが多い男性でもハゲにくいのは、酵素の働きが関係しているからである

実は、男性ホルモンが多いだけでは「男性型脱毛症(AGA)」は発症しません。男性ホルモンの中に、「テストステロン」という物質があります。このテストステロンが、酵素の一種である「5αリダクターゼ」と結びついて初めて男性型脱毛症(AGA)は発症します

つまり、テストステロンと5αリダクターゼが一緒になって初めて、脱毛ホルモン「ジヒドロテストステロン(DHT)」は生み出されて髪が抜けるとされているのです。

男性ホルモン(テストステロン)が多い人は、ジヒドロテストステロンの生成も多くなる傾向はありますのでハゲやすくなるというのも一理ありますが、必ずしも真実ではありません。先程の説明の通り、テストステロンだけではハゲず、5αリダクターゼが分泌されなければAGAによるハゲは発症しないのです

このように、男性ホルモンの分泌量が多いからといって、必ずしも「男性型脱毛症(AGA)」によってハゲるということにはならないのです。

また、体毛が濃い人は「遺伝的や体質的に体毛が濃くなりやすい」だけであって、必ずしも男性ホルモンが多いから体毛が濃いとも明確にはいえません。

以上のことから、「体毛が濃い=ハゲる」というのは医学的に見ても必ずしも正しいとはいえないのです。

毛深くても髪がフサフサな人が気をつけなければならない事とは

毛深くても髪のトラブルに悩むことがない人がいるのは事実です。しかし、このような体質の人でも気をつけなければならないときがあります。それは、髪が細くなってきたときです

基本的に、髪質とハゲには関連性がないといわれています。イメージ的には、髪が太いとハゲにくく、逆に髪が細いとハゲやすいと思われがちですが、実際にはそうではありません。

髪の太さは体質ですので、髪の太さとハゲやすさとは関係がないのです。髪が太くてもハゲている人もいれば、髪が細くてフサフサの人もいます。

ただ、もともとの髪の太さが以前と比べて細くなってきた場合は注意が必要です。もし、自分の抜け毛の太さや毛根の形状を目で確認したときに、髪の毛が全体的細くなっていると感じたり、または毛根が細くなっていたりしたときは頭皮が全体的に髪が抜けやすい状態になっているということの表れです。

頭皮がそのような状態になっているということは、頭皮の毛根に十分な栄養が行きわたっていないということになります。そのような状態が続けば、抜け毛がさらに進みハゲが進行していまいます。

髪の毛が細くなってきたらその原因を突き止めることが大切

以前と比べて髪の毛が細くなっていると感じたり、毛根が細くなっていると感じたりしたときは、早めの対策が極めて大切です。

私たちの身体は、急に病気になったりハゲたりはしません。病気になるときもハゲるときも、必ず前兆があります。何の前兆もなく、いきなり病気になったり急にハゲてしまったりすることはあまりありません。そうなる前に、必ず何らかの警告を身体は発してくれるのです。

ハゲが進行する場合は、次のような前兆があります。髪の毛が細くなってきたり髪のコシがなくなってきたり、または頭皮に異常を感じたりなど、ハゲが進行する前にさまざまな前兆が表れます。この時に、すぐに対策を取るか、またはそのままにして放っておくかによって、その後のハゲの進行具合にも体調にも大きな違いが出てきます。

そのためにも、自分の髪の毛が抜けだした本当の理由を早めに突き止めることが極めて大切なのです。

若くしてハゲる原因は何なのか

年齢が若いにも関わらず髪が抜けるということはよくありません。なぜなら、その原因の80%が食事や生活習慣によるものだからです。間違った食生活や生活習慣によって、健康に支障をきたしその結果髪が抜けだす場合が多いからです。毛深いからといってハゲる訳ではないのです。

また、ハゲの80%の原因は遺伝ではありません。これは、少し考えれば分かることです。もし、ハゲの原因が遺伝だとするならば、先祖にハゲが一人でもいたら子孫は皆ハゲることになります。しかし、実際にはそうではありません。また、もし父親がハゲていても息子全員がハゲるわけでもありません。

一説には、ハゲは母方の遺伝によるともいわれていることから、「母方の祖父がハゲていれば自分もハゲやすい」といわれています。これが事実であれば、母方の祖父がハゲていたら孫は、全員又はかなりの確率でハゲるはずですが実際にはそうなっていません。

逆に、父親や母方の祖父がフサフサでも自分はハゲているといった場合もよくあります。このように考えると、ハゲの原因は必ずしも遺伝ではないことがよくわかります。

ハゲは遺伝によっても引き起こされる場合もありますが、その割合は20%位なのです。実際に、ハゲ治療の専門家の中にもハゲの多くの原因は遺伝ではないと認めている人もいます。

本当に大切なことは、遺伝よりも、

日頃何をどのように食べているか

日頃どのような生活習慣を送っているのか

毎日どのような頭皮ケアを行っているのか

の方が遥かに大切なのです。実際に、この3点を改善したことでハゲが治ったという人は大勢いるのです。というか、この3点を改善せずにAGA治療法や育毛剤だけでハゲを治すことは難しいのです

この3点を改善することは、ハゲを治すことはもちろんですが、ハゲを治すことよりも大切な「健康で身体を手に入れる」ということにつながります。ハゲてしまった人は健康な身体を手に入れることで、ハゲも治すことができるのです。この順番を間違えてはなりません。

いくらAGA治療法や育毛剤だけでハゲが治っったとしても、間違った食事や生活習慣が改善されていなければ、いずれハゲは再発するでしょうし、それどころか将来「生活習慣病」といった医学の力だけでは完治することが極めて難しい病気に苦しめられることになります。

もしハゲてしまっても、自然治癒力の高い若い年齢のうちに間違った食事や生活習慣を正すことで、健康で丈夫な身体を手に入れてハゲも治すことができれば、若ハゲになったという経験はその後の長い人生にとって大きな財産となるのです。

毛深いことよりも、間違った食事や生活習慣の方が遥かにハゲの原因になりやすいということが真実なのです

ハゲを治すために必要な6項目

これまでの説明の通り、ハゲの原因になりやすいのは毛深い体質よりも食事や生活習慣の方です。しかし、その他にもいくつかの原因があります。実際に、あなたが最近抜け毛が増えてきたなと思ったら、以下の6項目が当てはまっていないかを確認して下さい。おそらく、ほぼ該当しているはずです。

1. バランスの悪い食生活

ハゲに悩む人の多くに該当することが、栄養バランスの悪い食事です。私たちの身体は、過去に食べた物によってできています。長年に渡りバランスの良い食事を摂ってきた人と、バランスの悪い食事を摂ってきた人では、数年後に健康状態が違ってくることは明らかです。

野菜や果物、魚介類、肉類、豆類、乳製品などをバランスよく適量食べてきた人と、インスタント食品やコンビニ弁当、スナック菓子、清涼飲料水などばかり食べてきた人では、ハゲたり病気になったりする確率が大きく変わってきます。

若くしてハゲて来た人の多くが、栄養バランスの悪い食事を何となく摂っています。なぜなら、それは食事の大切さを家庭や学校教育の中でしっかりと学んでこなかったからです。

2. 不規則な生活習慣

若くしてハゲだした人は、バランスの悪い食事を摂っているのと同じくらいの割合で不規則な生活を送っています。朝と夜が逆転していたり、睡眠不足や運動不足だったりなど、規則正しい生活とかけ離れた生活を送っている場合が多く見られます。

不規則な生活とバランスの悪い食事を続けてていれば、病気になったりハゲたりしないほうがむしろおかしいともいえます。

3. 便秘

不規則な生活とバランスの悪い食事の結果は、頑固な便秘です。ハゲている人は、かなりの割合で便秘に悩んでいます。頑固な便秘は、血液を汚します。汚れた質の悪い血液が、ドロドロと身体を巡回していれば栄養が身体の隅々まで届かないので、当然ながら頭皮にも栄養が行きません。

ハゲないためには、身体の中は栄養豊富で質の高い血液がスムーズにサラサラと流れていることが極めて大切なのです。逆に言えば、血液の循環が良い人は病気やハゲにはなりにくいともいえるのです。

4. 間違った頭皮ケア

ハゲている人ほど、頭皮ケアをおろそかにしがちです。丈夫で健康な髪の毛が生えてくるためには、血行が良く健康で柔らかな頭皮にしておかなければなりません。この点ををしっかりと理解することが大切です。肥えた畑からは立派な農産物が育つのと同じ理屈です。

農家の方が畑を耕すように毎日正しい頭皮ケアをすることは、立派な髪の毛を育てるためには不可欠です。頭皮に優しいシャンプーと頭皮マッサージを毎日行うことで、頭皮環境は劇的に改善されます。そこに育毛剤を効果的に使用することで、髪の毛は本当に生えてくるようになるのです。

5. 喫煙

タバコに含まれるニコチンは血管を細めて血行を悪くするので、髪の成長にはよくありません。ニコチンによって全身の血行が悪くなれば、身体の末端にある頭皮の血行も悪くなります。頭皮の血行が悪くなれば、毛根に栄養が届きにくくなるので髪の毛の成長にはよくありません。

6. 睡眠不足

睡眠不足は、不規則な生活やストレスなどからくる不眠症が原因となります。髪の毛の成長は、22:00から26:00までの間に一番活発に行われます。そのために、この時間に良質の睡眠をとることは髪の成長にとって大切なのです。

もしあなたが、これら6項目に全く該当せずにハゲてしまったというのであれば、あなたがハゲた原因はもしかしたら遺伝によるものかもしれません。しかし、自分の日頃の生活を顧みたときに、これら6項目が全て該当するならば、それはあなたがハゲた理由は遺伝ではなくて日頃の生活にあるということです。

それでも心配することはありません。なぜなら逆の言い方をすれば、6項目を改善していけば髪がまた生えてくる確率は高いともいえるからです。「毛根さえ死んでいなければ、必ず髪は蘇る」という真実を信じて、明るい未来に向けて明日からの生活を正していきましょう。